直径一センチ。
左手の親指の付け根を掻いていたら、皮膚がむけた。直径一センチほどのいびつな円形。トホホ。やってしまった。むけてしまった(むいてしまった)ものは仕方ない。そのうち復旧するだろう。落ち込んでいてもすぐに復旧するわけでもないので、気を配りつつ放置。落ち込んで回復するならそれも良いが、落ち込んでも何も変わらないと最近は気持ちを切り替えられるようになってきた。物事に執着することが度々あるタチなので、この切り替えは収穫である。
たまにこうしてむいてしまったときや、新しいひび割れについてはそのように切り替えることができるようになったが、手首は気になる。まだまだ腫れているし、皮膚は固いしボコボコしている。マッサージをしてリンパを流すようにはしているが、なかなかの停滞ぶりである。
そして肘の内側にある万能ツボや親指と人差し指の間の万能ツボを押さえることもしているが、かなり痛い。この二ヶ所は鍼の時にも決まって強い痛みを感じるツボで、後者のあたりはツボがかなり固い。
特にここ最近は子供たちの冬休みや年末年始の疲れからか、脈に元気がないとか、先ほどのツボが固いとか、鍼の先生に言われたところだ。
ストレスに感じることがあると脈に顕著に表れる。少し前までは脈だけではなく痒みにも表れていたので「イヤだな」と思った瞬間に痒みが気になり、不安が倍増されていた。イヤだと思うことがある上に痒くなるというのは、実にストレスで、天罰かと思ったくらいだ。私は天罰を受けるほどの悪事をはたらいたことがあっただろうか?と腕を掻きながら記憶をたどったこともある。実際は天罰などではなく、自身の身体が元気になろうとしているのだが、痒さと隣り合わせの時期は本当にしんどかった。




