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腫れとつきあう日々。

ヒビは相変わらずだが、気づいたら、右手首の腫れが引いていた。と思ったら、左手は指まで腫れている。あの独特の違和感が感じられる。このように腫れを指に感じたのは初めてに思う。と言うのは、以前は手が全体的に腫れていたので、指だけにこの腫れ独特の違和感を自覚できなかったのだろう。


皮膚はずいぶんキレイな状態になっているが、鍼の先生が言うところの「ゾウの皮膚」の状態だ。ちょっとゴワゴワとしていて、粗いシワシワの状態である。これも徐々に治っていくだろうと、先生は言っているが、まだ時間が必要なようだ。


脱ステロイドを経験した人はピークの頃について、口を揃えて「あの頃、よく生きてたな。」と言うが、比較的症状が軽かった私でさえ、そう思う。食事もかなり質を落とし、翔の弁当までお休みまたはかなり簡素化させてもらって、家族に迷惑をかけつつなんとか乗り切ったのだが、とにかく治るんだということを信じて、ここまで来たのだ。

そうそう。今日は期限切れのマシュマロを大量に捨てた。自作のチョコレートにマシュマロとナッツを入れて、ロッキーロードを作っておくと子供たちが喜ぶし、市販のチョコレートを食べるよりも体に良いし、私もマシュマロものは好きなので時々これを作っていたのだ。市販のお菓子も少しなら食べても大丈夫だから。それで小粒のマシュマロを買いだめしていたのだが、アトピーが始まり、それどころではなくなってしまい、なんとか使うチャンスが来ないかと様子を見ていたのだか、気づいたら期限を1ヶ月も過ぎていた。食べ物を捨てることは好きではないが、さすがにもう食べるのはためらわれるので、泣く泣くの廃棄をしたのだった。もしアトピーが始まらなかったら、時々のお楽しみとして期限内に消費できたはずだと思うとやるせないが、今回は仕方ない、仕方ない。食べ物を捨てるという罪悪感にさいなまれたが、「このまま置いて置いても食べないから。」と思いきって処分したことに対してはホッとしたような、スッキリした気持ちなのも本音である。

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