掻いた後は。
最近は痒くなる頻度も減り、ずいぶん楽になった。腕が痒くなった時は掻くとボコボコとして、まるで虫刺されのような状態になる。また先日は掻いてしまったら、血が出てしまい、また皮膚がむけてしまうのではと不安になったが、普通にカサブタができていたのでほっとした。
お風呂上がりにタオルで少しこすると、垢のように茶色い皮膚が取れた。象の皮膚のようだったエリアが狭まって来ているのを感じる。
このまま治っていくといいんだけど。時々まだ痒くなると不安になるのだが、着実に治ってきているように思える。ステロイドは確実に抜けていっているようだ。気づいたら手首の腫れも少しずつ引いている。時間薬とはまさにこのことだろう。
結果が出ている事柄であれば、「…のようだ。」「…だろう。」「…と思う。」などという表現を羅列しなくても良いが、現在進行形で模索している中で経過を書いているので、憶測としての書き方ばかりで、読み手の方々から見ればハッキリしない文章でもどかしく感じさせてしまっているのが申し訳ないが、そこは新しい状況をオンタイムでお知らせしているということでどうか気長にお付き合いいただけるとありがたい。
アトピーというのは、それまでのステロイドの使用歴、発症してからの年数、体質などでかなり個人差があると思われる。私の場合は、かねてより糖質カットをしていたことで、症状が比較的軽かったと思われる。たいていの場合、全身に症状が出るそうだ。つまり皮膚がなくなって全身が浸出液まみれということだが、私の場合は両腕の肘から下と顔の一部分だけで済んでいる。脚が腫れたこともあったが、こちらの皮膚は無事だった。もっとも身内からは、糖質カットが原因でアトピーになったのでは?と言われたが、それは断じて違うと明記しておこう。糖質カットが原因だという表現を使うのであれば、糖質カットによって体内から元気になろうとして不要物が出ようとしたと言っておこう。糖質カットによって体が悪くなったわけではないのだ。糖質カットというと、いわゆる「普通の食生活」ではないので、偏ったことをしているように誤解されがちだが、実は現代人の大半が糖質に依存した食生活を送っているのだ。かつての私は糖質が大好きだった。炭水化物やスイーツが大好きでバイキングに行って、パスタやスイーツ、パエリアなどをお腹いっぱい食べるのは大好きなレジャーの一つだった。
今でも時々はパスタも食べるし、家族の誕生日などの時には普通のケーキも食べる。回転寿司に行けば、寿司も食べる。だが、いずれも以前のようには食べていない。
次項では糖質カットについて少し触れていこうと思う。




