反応しやすい時期。
久しぶりに痒みで明け方に目が覚めた。爪の中にカサブタの残骸を見たのも久しぶりだ。目の周りの腫れもまだ引いていない。
この痒さ。後戻りじゃないといいんだけど。
掻いてしまったことによるヒリヒリとした痛みと、後戻りの不安から、暗い目覚めを迎えた。
もう嫌だ。指の間の皮膚がなくなるなんて。二度と嫌だ。腕がカサブタに覆われるなんて。勘弁して。視界が狭くなるほど瞼が腫れるなんて。
…何が原因だったのだろう?
原因は何かと数日間の食事や生活を思い起こす。痒みが出てしまった以上、クヨクヨしていても痒いものは痒いのだ。それよりは、さらに痒みを呼ばないために気を付けるべきことを見つけ出さなくては。
思えばここ数日は、季節柄、カボチャや芋類を口にする機会が多かった。一度に食べる量は控えめにしているが、つい食べ過ぎてしまった時もある。そして何より、出会う回数が多かった。
それから、もう一つ。週末に洗濯機が故障したことを思い出した。修理が完了するまでの三日間、コインランドリーを利用していたのだが、そこのコインランドリーは洗剤がセットされている方式のため、普段とは違う洗剤で洗濯をしていたのだ。普段使用している洗剤は天然由来成分の物。些細なことだが、このような敏感な時期は、一般的な洗剤ですら反応が出やすいらしい。
食べ物も要因になったと思うが、洗剤の方が要因としてはウエイトが大きかったかもしれない。
反応しやすい時期というよりは、それまで化学物質は長年、体内に溜まっていたものが今回のアトピーで排出されていて、現在は「化学物質を溜め込まない」体質に変化しているため、少しの化学物質であっても、すぐに体内から排出しようとした、と言う方が適切なようだ。
何にしても、これから気をつけて様子を見てみよう。何せ時間がかかる。治っても、疲れやらストレスでまた症状が出る可能性が高いので、この症状と付き合いつつ治していくためには、これからの注意点を見つけるきっかけになるはず。




