抗生物質終了。
抗生物質を飲み終えた。副作用は怖いが細菌も怖いので、刺激の弱い方のは飲みきった。
肘の内側のジュクジュクは抗生物質の作用で乾いてきたが、副作用で指の方まで乾き、指のひび割れが痛い。そして痛みに加えてひび割れのときの独特の違和感がなんとも気持ちが悪い。手の甲はまだウロコ状態である。口の回りはカサブタはなくなったが、まだ荒れていて赤みがありカサカサで痒みもある。ウロコ状態の手の甲でうっかり触ってしまうとジョリジョリという感触がある。軽石でこすっているような感じだ。
腕の痒みも相変わらずで、掻けばまたカサブタか皮膚が剥ける。ガーゼを当てておけば、昼間だけはそれほど痒みを感じずにいられるので、昼間だけはなんとかそれほど掻かないでいられる。これは大きな進歩といえよう。問題は寝ている間。夜中は皮膚が活性化して昼間よりも痒くなる上、眠っている間にガーゼを剥がして掻いてしまっている。朝は目覚めると剥がしてしまったガーゼを拾うのが目覚めて最初にやることになってしまっている。
薬を飲み終えて、ホッとしているのも事実だが、この先の変化に不安を感じているのも事実だ。
さあ、どう出るのか?
アトピーは体の排泄作用と言われていて、体から不要なものを皮膚から出そうとしているのだそうだ。添加物や、ステロイドなどの薬品といった物質的な不要物はもちろんのこと、たまったストレスも排泄するのだとか。特に「言いたくても言えない。」「イヤだけど我慢する。」などと言った、自分で自分の意思に向き合うことなく無理をしてきた積み重ねが暴動を起こしていると表現する人もいる。
かといって気の進まないことを全部断るわけにはいかない。薫子が言うにはそういう用事を引き受けるときは「そんな風に思っちゃいけない」と自分の気持ちを無視するのではなく、「自分は気が進まないと思っている」という感情を無視しないで自分に向き合えば良いらしい。嫌だと思うこと自体は悪いことでも何でもないのだから、と。
例えば私の場合よくあるパターンが翔の「自転車で行くのしんどいから塾まで乗せてって。」「電車に遅れそうだから駅まで送って。」なのだが、たいていの場合、家事がひと段落して安静の時間を取ろうとしているときか、家事の真っ最中というまさに迷惑に感じるタイミングが多い。さらに現在は体調が良くないので、以前よりも負担に感じるのだ。それを「そんな迷惑がっちゃダメ」と思うのではなく「引き受けるけど、イヤだと私は思っている。」と自覚していくことが必要なんだということらしい。そしてどうしてイヤだと思うのかということもよく知っておく必要があるのだと。心から自身を理解している人はほんの一握りで、「理解しているつもり」の人が大半らしい。
実は薫子のアドバイスもまだ咀嚼しきれていないので、自分の感情に対して手探りの毎日である。