表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/115

内職10日目。

内職を始めて10日ほどが経ちました。

ガシガシと作業が進められるようになったら、意外に稼げるかも、などと思っていたのですが、内職の世界はそれほど甘くなかったです。日向は仕事柄、器用なほうだと自負していたので、すぐに慣れてガシガシとイケるかもと踏んでいたのですが、なかなかに大変です。家にいられるのは良いですが拘束時間が長く、時給に換算するとかなり安いです。内職経験のあるママ友数名が「時給が安くても働きに出たほうが良い」と口を揃えて言っていたのも納得です。今は働きに出るためのリハビリであり、準備期間であると割り切って作業をこなしています。それに作業そのものは私にとってはけっこう楽しいんです。

どうしてこれがリハビリだと考えているかというと、働くということは、これまでに比べると自由な時間が減ります。これに体を慣れさせ、家事や自分の時間とのバランスが変わることに慣れること。そして雇われるということへのブランクがかなり長いので、雇われることに少しでも慣れること。日向は子供二人を立て続けに出産し、二人目の出産から一年も経たないうちに夫の転勤で7年近くも海外生活をして、帰国後約8年間はソフトクレイ教室を開いて、という生活でしたのでかれこれ20年ほど雇われることをしていないんです。アトピーとの兼ね合いを思うと、いきなり働きに出るにはストレスセンサーがいつ発動してもおかしくない状態。

そして今のアトピーの状態では、新しく雇用してもらえるとも思えないんです。そこで体を慣れさせつつ、アトピーがもう少し良くなるのを待っているわけです。


作業をしながら、良くなったら何の仕事をしようかと考えてワクワクしています。こんな事を考えられるようになったのも、内職を始めたことで少しだけ自信がついてきたからだと思います。

やっぱりすぐにバイトを探そうかとも思うことも度々ですが、今年度中は息子の塾の送迎があるし、何より急がば回れ。


お金よりも自信がついてきたことが大きな収穫です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ