薄汚い孤児を罵倒するのが楽しくて非人間的に屑に成らざるをえない件について
いいや、打算とかじゃなくて
いやいや、どう考えても、これは禁忌に手を染めまくっているのが、楽しいのだ。
女子供を泣かせる屑の書いた小説を、誰が読みたがるのか、
聖域として所持する真心があってこそ、人間は愛のようなモノを固く信じ、
本質的な情報価値以上のモノを、俺の書く小説から感じてくれているのだ。
だが無理だ、俺は薄汚い孤児に手を差し伸べてやる事が、絶対にできない人間のようだ。
蹴って泣かして、お前は人間の屑だ、なんの意味も価値も無いから死ね、と心の無いような言動をしてしまう。
だってしょうがない、俺は俺に正直に生きるべきだと思う、
嘘を吐くくらいなら、辛い現実を味合わせて、這い上がってくる活力を与えてやるべきだと思うのだ。
俺は人間の屑だ、
金の為なら平気で人だって殺せてしまうし、一時の快楽の為なら非人道的で倫理観に致命的に欠いた事だって、してしまうのだ。
だがしかし、それこそが今の俺の真価以外の何物でもない、その事は諦めて認めてもらうほか、俺には何もないのだ。
つまり、女を金で身売りしたあげく、娼館で逞しく生き、
おまけにそれでも俺に尽くすような奴、そんな都合の良い女にならないなら、もうイナクナレ、とつまりはそういう事だ。
間違いなく、人間として最底辺の屑の中の屑、それなら殺戮マシーンの方が、相手をプラスマイナス零で楽にする分、マシなのかもしれない、
人間の以下の、人間でない、人間であるだけで圧倒的に絶対的にマイナス方面に傾いた、俺は一体全体なんなのか? 俺自体にも分からん。
でもいいじゃねえかよ、中途半端よりマシ、無限に高みに至るよりも、そもそもそっち方面は俺には無理そうだ。
だったら死んでゼロになるより、殺人鬼になってしまうより、遥かに良い選択肢として、最低な事をしまくる、
ただの突き抜けた悪人として、優しい生ぬるい奴らが溢れた、豊かなこの世界で好き放題する方が良いに決まっているのだ。




