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メサイアネットワークの暗躍?‐無意味な小説執筆と無軌道な創造の積み重ね



「はあ、本当にお前の書く小説は、意味が皆無だな」


 俺は眼前の存在の言葉を、右から左に流し続けている。

 今は、どうやったらイルミナードを陥落させられるか、それだけを考えているのだから。


「おい、クソ作者、聞け、イルミナードは難攻不落だろうがよ、無駄な執筆努力をやめて、

 まあとりま、俺様と無駄なお喋りをしようじゃねえかよ」


「クソがっ」


 確かに、イルミナードを円形に包囲して、可能な限りの手駒と、開封できる限りの布石を打って、一か月も経ったのだった。


「ああイリカ、無駄な努力だわ、コレ」


「いい加減に気付いたが、想像力と創造力が貧困過ぎんだよ、純粋な能力不足の木偶の坊以下が」


「うっせえよ、限界に挑戦するのが、楽しいんだろうがよ」


「確かになあ、この一カ月の貴様は、俺様の観測史上、一番楽しそうに絶望している作者像だったからなあぁ」


 そうだ、俺は敗北した、

 ”この世界の作者”という、十七ある絶対最上級の魔術王権を利用して、利用できる限りの全てを利用して、結果がソレだ。

 

「いやそもそも俺の、この魔術王権、世界を相手にするには、低スペ過ぎんだわ、所詮は一個存在の純値能力に換算される感じの、矮小だ」


「バーカ、規格外なのが敵なんだよ、イルミナードは全体的に換算して、世界の方向性すら生みだす、真なるエーテルを含有してんだ、

 最上級魔術を普通に撃てる魔術師を、一万単位で捨て駒にできるくらいには、やべえんだって」


「まあ確かに、前線拠点に攻めた初戦において、40000の歩兵と8000の精鋭魔術師が居た時点で、少しは可笑しいと感づいてたんだ」


「アレは拠点でもねえよ、前線偵察用の即席の防御陣みたいな砦塞だろうが、その先の先の都市みたいになってたのが、まさしく形容される前線拠点だったな」


「インフレし過ぎてんだよ、そこっ百倍以上の勢力があったぞ、

 戦闘要員がそれだけで、市民は何億人だ? イルミナード王都の人口は何千兆人だ?

 マジでガチで、ハッキリとどんな社会構造を成してんのか、詳細まで知っておきたいね」


「まあ、観測者が色々な極限臨界バランスを取って、限界最適に調整した感じの、果てなんて存在しない世界構造なのは確実だろうがよ」


「だな、もういい、

 俺は世界の収奪を諦める」


「なんだ、案外あっけないな、諦めが良すぎだ、

 というよりも、最近手を出した、浮遊城塞アインアイテルの、執筆努力の方が、将来性を感じるかんじか?」


「察しがいいな、その通りだ」


 俺はイリカにも観測できるように、眼前にホログラムの情報を開示して、視覚的に重要なモノを投影させる。


「ぶっちゃけた話、イルミナードが行う二次元的な戦闘、中世魔法ファンタジー的なモノにゲーム要素を加えたモンだ、

 には、そろそろ限界がある、とは言っても、エーテルを生み出す限界総量であり、そこに拠出量の限界は無い、無限大って事だな、

 流石は世界の方向性、果てなく連綿と続き続ける、奇跡的なバランスによって成り立つ、奇跡の体現世界、新領域だって、それこそ無限に称讃できる」


「くっくっく、だが、貴様はそれじゃあ、一向に満足しないのだろう?」


「当然だ、現状維持では、俺の叶えたい理想、俺自身が神のごとく、いや、否、

 俺が神であるのに、俺が全てを掌握できないのが可笑しい、神である俺が、そうだ、神なのだ俺は、だから全てが自由自在だ、不可能など、無い」


「そりゃそうだ、神様、貴様は、”この世界の作者”、なのだからなあぁ?」


 世界を背負ってたつ者同士のはずが、そこには見下すような異圧が込められていた、所詮は価値観と世界観が断絶しているのだと、その辺に唾棄する。


「でだ、俺が目をつけたのが、この浮遊城塞だ、

 一見、イルミナード王国に属する、一地方都市、王国に宮仕えの領主が治める、一般的な場所だ、

 しかし、この場所を拠点にして、神族の治める天界に、イルミナードが全勢力を持って戦争を起こす場所という起点になれば、重要度は無限に至る」


「全ての収束点化かっ、今の状態じゃ、イルミナード王国が、全体的に重要度を占めるから、全てを支配する王権が絶対の力を持つが、そうなれば流れは変わるか」


「そうだ、だが問題がある、浮遊城塞を起点にするには、クリアしなければいけない前提がある、

 第一に、二次元的な地上戦闘で無く、戦いの主体が、空間戦闘、三次元的なモンになる、

 これは今のところ、観測者による極限までのバランス調整が成されていない、最適に調整されないのならば、戦闘によるエーテルの無限創造ができない。

 第二に、現状のイルミナードの地上戦を演出する為の、世界の構造循環システム、魔王の産出方法が、根本的に破壊される点、

 天界の神族が、堕天して地上に逃れたのが魔王であり、その血族が魔族、そしてそれらの存在が放つ穢れによって生まれる魔獣たち、

 神の定める世界の摂理から見て、これら全てを絶つのならば、世界は落ちる、そして天界は崩壊し、世界は消滅する。

 当然のもちろんの話だが、これら地上の全てが無になるのならば、全てはゴワサンだ、だからまずは、地上の循環を地上だけで確立する必要があるのだ」


「ふむふむ、そりゃ一言にいって、可能だろうがよ。

 現状の天界と呼ばれる神族の、メタ的な元ネタの種は、四大鉱物種族、黄金のトモガラなんだしよ、

 黄金の種族の本拠地、黄金卿を、”空”として崇めて奉って、成り立つ全てが、信仰と崇拝の概念、エーテルの基本八理論・理念の一端を担ってるんだろ」


「ああそうだ、だからつまり、他の鉱物種族、銀か青銅か鉄に、あるいはごく少数、世界においても僅かだが、確認されている、英雄、

 こいつらに、地上での、現状での魔王の役目をやってもらえれば、つまりは良いってわけで、問題クリアってわけだな」


「だったらもう、青銅一択だろ?

 銀は黄金と対立してるから、現状の構造的に、いろいろとムジィ~だろ?

 鉄はまあ、そもそも勢力として纏まらねえ、ほかにも腐るほど面倒があるしよ、英雄も似たようなモンだ、

 だからさあ、現状でも既に、イルミナード世界に、頑強無比な一大拠点を構える、青銅が良いんじゃねえかと思うぜ?」


「そこら辺は、詰めてる最中だ、安易に全権としての主導権を、何の駆け引きも無く奴らに渡せば、引き出せるモンも引き出せなくなる、可能性がある、

 それ以上に、期がある、期を観て敏に動かなけりゃ、全てが台無しになるが、その見極めは任してもらう他ねえよ、俺一人名にな」


「頼りねえなああぁ」


「うっせえ、だ。

 でだ、事を構えるのならば、現状で一番の適人は、イルミナードの教会勢力、その分派した聖銃士隊が鍵になると断言する、

 つまりはテメェだ、聖銃士隊の聖女様」


「ああ、もういい、終わりだ。

 

 さて、ここまでの言語情報で、どれほど強力で、強度の高い、情報力場領域、波動・振動・熱量を、果たしてお前は創造できたか?

 そしてそれは、商業ガンガン売れるほどの、素晴らしい世界に対する存在比率を持っているか?


 持ってるわけねーよバーーーーーーーーーーーか。

 

 てめえの描く世界、書く文章は、根本的に、浅薄なガキ、凡人が描きだす軌道線から、一向に逸脱・超越してねーンだよ」


「情報量不足だろ? 知ってんだよクソイリカ、人生超絶負け組のゴミを侮るな、全て自覚的に、生き恥の敗北を晒してんだからよ」


「あーーーだったら終わりだ、てめえの舞台はお開きだ。

 だいたい、その暗躍劇は、無限世界において、どの程度の影響力を持っているんだ?

 この脳内世界で成した事が、全てが集束される規定基底現実において、どれほどの事を成せるんだ?

 なんも成せん、ゴミ屑ってわけだわな」


「メサイアネットワーク、この程度の世界規模なら、起点となる集束存在を三人呼べば、観測できる形の全体ネットワークの外観として良いか?」


「いいから呼べ、そもそも貴様の手柄じゃねえ、

 その作者特権で成せる、一定の相性値で絶対的に愛される、は、規定基底現実の俺様のメサイアの鍵の能力の副産物と知れ」


「うっせえよ、事あるごとに自前の能力を誇る出汁に利用すんじゃねえ、

 まあいいか、来い、イルミナード、そして並行世界指定、第四十九世界のエクストラシャペルンの、ルヘル」


「おい来いよ、かかってこいよ、絶対最上級魔術禁忌、オメガバーストを使って、俺様を滅ぼしてみろや。

 この作者の脳内妄想世界まで、規定基底現実の本体の俺様は、力量のある端末を持ってないかもしれないぜ?」


「だまれダボハゼ、メサイアの鍵の、一応のレプリカを持ってる時点で、てめえが一定の力量の保持者だって確定されてんだ。

 付け加えると、イルミナードを陥落させて、肥大化したシステムの枝には干渉できなくても、根本を得た俺の使う魔術を観測させるかよ、

 この暗号言語465桁で、レベル999限界突破不可領域の魔術を、さもポイントを割り振ったかのように、システム管理サイドに誤認させて得る魔術だぜ、

 使うって事は、逆観測要請を本体まで飛ばせない、つまりは雑魚のみって確定的に明らかだろうがよ」


「んな暇さえねえよ、本体の俺様は、規定基底現実で、生配信っていう救済方法を試してる修羅場だ。

 特に夏休みはフルパワーでやるって決めてんだ、ほぼ配信以外手につかない現状だ」


「某加藤に張り合ってる感じかよ、下らねえ、俺の世界から観測できない超次元事象を再現してんじゃねえ、殺すぞ」


「フルネームは出すんじゃねえぞ? ネットには、この物語が文章言語で記述されて晒される以上、

 フルネームを出すって事は、ネットに暇を持て余してるナマポレベルのゴミ信者どもが、此処を特定して、荒らされる可能性があるんだかなあ」


「知らねえよ、ボケカス、死ねよ。

 ちぃ、なるほど、俺の世界じゃ配信してねえが、別の世界の情報網で、最終規定基底現実の情報をハッキングする形で得た情報だが、

 てめえ、某加藤とコラボして、某FPSで、一緒に検問プレイして、超絶ウルトラ神回作りまくってるらしいじゃねえかよ、くそうらやましい野郎」


「検問楽しいぜ、最高だぜ、イルミナードでも、検問やろうぜ? まあ観測してると、ブームに乗ってんのか、それっぽい事をやってるゴミが散見されるがな」


 いつも通りの、ゴミ屑だった、

 なんの生産性も絶対的にない、

 俺の脳が腐っているからだ、機能が低下して、シナプスの連結と速度、ネットワークが規模縮小、

 人道と倫理を逸脱・超越しても届かない、神の領域への到達が、、、

 時間が無くなる、俺の死期が近づく、ただそれだけの無為なる人生のトキ、

 これこそが、空白のトキ、なのじゃないかと、掛け値なしで俺は思ったのだった、ただそれだけ。

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