【60秒で一気読み! キャラクター小噺】 〜もしも、こんな○○がいたら
【60秒で一気読み! キャラクター小噺】〜 もしも、こんなすぐに悶える後輩を横目で見るセンパイ巫女がいたら】
【すぐ悶える巫女さんを横目にみるセンパイは】
お祓い中。
参拝に現れた参拝客が投げた賽銭がコントロールが乱れ、偶然巫女さんの背中に
入ってしまった。
「はふう♡ にゃはははっはあ!」
可笑しいのか、気持ちいいのかくすぐったいのか、イヤらしく必要以上に悶える巫女さんは
参拝客からヤンヤの喝采を浴びてしまい、一躍人気ものに。
「そんなことくらいガマンなさい!」
同席していたセンパイの姉さん巫女さんは悔しさを隠しきれなかった。
ある日、姉さん巫女さんは全身鏡の前でちょっとシナ作って眺めてみる。
自分でも少しぎこちないかな、とハニカミつつもいろいろポーズ試してみる。
だんだんとその気になりだすと、気分が高揚し初めて悶えポーズも様になって
くると、まんざらでもない気分だった。
ああ、これで私も人気者に‥‥‥
その様子を庭で小坊主がジッと見ていた。
がっ、見られた! あ、あたしとしたことが。
姉さん巫女の袈裟固めがガッチリ決まりグイグイ締め上げても恥ずかしさは
なかなか消えなかった。




