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シング、シング、シング

「さぁ、勇者よ。この寝具で世界に平和を」

「ねぇ、ちょっと待った。神具ってこのマクラの事じゃないでしょうね? 」

「そうか、その寝具はマクラという名前なんじゃな」

 まさか、こんな所で見覚えのある花柄ピンクフリルつきの、愛用マクラと対面するとは思わなかったので思考が停止してしまった。

 こんなもので、魔王に対抗するなどと言われようものなら、全て放り出して逃げたい。

「さぁ、冗談はさておき、本当の神具を出してちょうだい 」

「ん? 」

 今まで散々ふざけた対応をしておきながら、おっさんは何を言っているか解らないみたいな素の反応をしてみせた。

「分かった。そうか、このマクラで寝ると元の世界に戻れて、現実世界の科学や兵器を持ち込めるというアイテムなのね」

「ほう、それはすごい」

「現実世界の兵器って、お姉ちゃんの部屋にあるの? 」

「う、たしかに。機械なんてヘアドライヤーくらいしか持ってないし、コンセントもないわ」

「それで、魔王を倒せる? 」

「無理 」

 だが、もしかするとこれで眠れば元の世界に戻れて、夢オチでしたという展開もありえるんじゃないだろうか。

「とりあえず試しに寝てみるか」

「頼んだぞ」

「なんか間抜けだけど、じゃあ、おやすみなさい」

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