第3話
レイミオ視点
『レイミオ様!?どうして…』
「この花だ。このブラックローズが私を引き寄せた。それだけだ」
『じゃあ、澪さまは…』
「安心しろ。心が入れ替わっているだけでちゃんと私のここにいる」
と言って、私の…否、澪の胸をぽんぽんと叩く。
それは私が、心は胸の奥にあると思っているからした行動だ。
「…にしても…」
そう言いだしてブラックローズが入った実験器具の様なものに触れる。
「GODのものを此処に持ち込んだのは誰だ?」
『…おそらく悪魔払いの力を持つ奴らでしょう』
「じゃあ、この部屋は?最初はなかったよな」
『それは奴らの使い魔でしょう。正体は不明ですが…』
「…そうか。シャノ、いいか?」
『はい。なんでも。』
ブラックローズを実験器具から出し、シャノのほうに差し出す。
「このブラックローズが元あった場所を探してほしい」
『あの中から…ですか?』
「術を使えばいいだろう」
『元あった場所を探す術なんて知りませんけど…』
「ならこれを読めばいい」
差し出したのは、1冊の黒い本。
この部屋の本棚で見つけた。
『これは…暗黒書物の…』
「その通りだ。なつかしいな。私も持っていたよ」
『…わかりました。探しましょう!』
「よろしく頼む」
ふとそばにあった鏡を見ると、そこに映ったのは私の顔であり、違う人の顔。
澪の目…少し明るめのブラウンのきれいな目。
そしてもう片方は私の目…黒みがかった赤い目…そう、鮮血の様な色。
私のからだは此処では使えない。
なぜ私は澪の片割れなんだろう。
それはあの時―――――――――
…なんだったっけ。




