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Work8 Are you fuckin' around wi!?NoNoNoNoNoNoNo!!!


「で、何の用だ雑務野郎。」


演劇をあきらめてから一日、雑務が珍しく俺を風紀委員室に呼んだので行ってあげた。

雑務ごときが役員の俺を呼び出すとはいい度胸だ。


「もう雑務はやめろください会長に戻してくださいほんとおねがいします。」


仕方ないから会長に戻してやる。

そう言えば、俺くらいだよな。雑務雑務言ってるの。

周りはいない者として処理してるし。


「で、なんだ雲水。俺に用があって呼んだんだろ?」


「あぁ………」


何やら難しい顔をして一向に話そうとしない会長。

………すごく気になる。


会長はそれから数10秒後、やっと重い口を開いた。


「あのだな……お前と主水の成績を上げなければ、と双璧と俺で話しあったんだ……」


成績、俺と主水は学年内でも中堅クラスに位置している。

これ以上下がったらまずいが、あげる必要も特に無いところだ。

もちろん俺らがハングリー精神旺盛で、高みを目指す人間ならとっくに高みに登りつめているだろう。


まぁ、勉強するのがめんどくさいだけなんだが。


「で、成績を上げて何かあるのか?」


「いや、お前なぁ……今は退学が無いからと言え、高等部に入ったらいろいろと大変になるぞ。

成績が悪い者はズバッと切り捨てられる。今のお前の調子だと、2学期で退学になるだろうな。」


俺はギクッ、としてしまった。

そんな未来が無いとしても、可能性というのはある。

現段階で満身創痍だったら、高等部に入った瞬間落とされる……


この学園内で退学になった者はだいたいテストの点数が悪かったからだ。


高等部は完全選択制なので、人によって受けるテストの数が異なる。

総合得点が受けた全テストの60%に達していないと追試、追試を受からないともう一度追試。

ここの追試で落ちると、退学か、もう1年間同じ学年をやることになる。


もう1年間やる、というのはどうも苦痛らしく、100%退学しているそうだ。

元々天才の集まりでプライドが高いからだろう。


「で、目的はなんだ。」


良いこと言ってくれるだけで終わる会長では無い。

何か目論見があるのだろう。


「えっとだな、今度生徒会と点数バトルをすることになってだな、このままだと負けるんだよね。んで、負けた方は勝った方の言う事を聞くこと。どう?なかなかスリリングでしょ?」


ガスッ!ゴキッ!ドッ!


「なんて勝負を受けやがったんだこのヤロォオオオオオ!!」


「いや、鶴なんとか生徒会長に勝負しましょうとか言われて。この頃暇だったから受けてやったんだよ……」


馬鹿すぎるだろコイツ。

なんでわざわざ負け試合を……

しかも言うとおりにするって考えがもう駄目すぎる。

鶴岡さんはそんなこと言わなさそうなクールな人だから……絶対コイツが考えたんだろう。


生徒会なんて何されるかわからねぇぞ?

あの実績最強の生徒会なら、風紀委員解散とか命じてきそうだ。


この馬鹿空間、めんどくさいけど無くしたくなんか無い。


「まぁ、勝つにはお前らの成績アップしかねぇんだよ。あぁ、後アリスの成績も上げなければ、死ぬぞ。」


俺に言われましても。



ハァ……まためんどくさいことに……



もうwwwwwwいみわかんねぇwwwwwwww

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