Work7 躍動感HIP-HOP,昇天ペガサスMIX盛りカードゲーム・オブ・修羅、全部詰め込んで驚きの980円
「ドアラァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
うるせぇ。
俺が風紀委員室に入った瞬間に会長が叫んだのだ。
あぁ、今は会長じゃなくて雑務か。
Take2
俺が風紀委員室に入った瞬間に雑務が叫んだのだ。
いきなり何事かと思えば雑務は「秋の文化祭に向けて演劇やろうと思うんだ!」
とか言ってきた。
まぁ、反対ではないが。
八人と言うと、丁度いいかもしれない。ただ、雪夜と咲苗の双璧が来るかどうかが問題だ。
他の面々は来そうな気がする。
ここまでが俺の勝手な妄想。
現実は180°反対をいっていた。
「えぇ?私ですか。めんどくさいんでパスで。」
アレッサ×
「えぇー!めんどくさいっちゃよー!」
アリス×
「………(オドオド)」
凜ちゃん×
「あぁ……良寛、すまねぇ。俺ぁ、文化祭実行委員長でいろいろと多忙になりそうだから……
プログラムに最初からあれば出れたんだが……すまん!」
主水×
死にたい。
なんで出てくれそうな奴が出てくれないんだよ。
咲苗と雪夜と雑務と俺だと……!?
男くせぇ祭りすぎる……!
「で、雑務。どうするんだよ。」
「雑務じゃねぇ!!会長だ良寛間違えんなバーカバーカ!!」
「うっせぇな雑務。役員様に歯向かうんじゃねぇよ。」
「咲苗まで!?俺のことどんだけいじめたいの!?」
「あはははは。」
ショートコントはそれから数分ほど続いた。
で、結局数分ほど話した結果、各々が考えた物を混ぜよう、という事になり
「躍動感あふれるHIPHOPな演劇の中に熱い昇天ペガサスMIX盛りをしたカードゲームバトラー修羅の物語入場料980円!!」
となった。
もう無茶苦茶である。
ちなみに躍動感あふれる演劇は俺、HIPHOPと熱いは咲苗、昇天ペガサスMIX盛りは雪夜、他雑務。
「で、どうすんだよ。」
「とりあえず、数10分で台本作るから!台本通りにやってみようぜ!」
──1時間後
「やめようか……」
「あぁ………」
「はは……」
止めようという意見の俺たちに対し、一人雑務だけが「なんで!?なんで!?」と反論してきた。
コイツ、真正の馬鹿である。
いみわかんねぇwwwwwwwwww