3話「豊穣の国」
残陽が貴方を攫った。
使命が貴女を堕とした。
後悔が自身を抉った。
ハイド達はリヴィディン大国の王都を出た後、アローラ率いる聖騎士団の第一部隊のメンバーと共に馬でグラ大国に向かっていた。
「日が暮れようとしている。よし、ここで一度休憩だ!」
部隊の隊長アローラが野宿のために皆に呼びかける。
「はい…(昨日から全く寝てない…)」
「ハイドくん大丈夫?すごく疲れているみたいだけど…」
ハイドを気に掛けて声を掛けてくれた女性の名はミニーシヤ。
アローラの率いる第一部隊のメンバーだ。
ハイドはミニーシヤに笑顔を見せ答える。
「へーロスさんにリヴィディン大国に連れてこられてから一睡もしてなくて…すみません…」
「そりゃ疲れるよね…一昨日までは普通の日常を暮らしていたのに急にこんなことになったら混乱もするし。」
「ミニーシヤさん!隊長が集まれってよ!」
ミニーシヤとハイドはアローラの指示に従い、部隊のメンバーとともに火を起こした。
「ハイドくん。俺の仲間たちを紹介する、左から順にハイドくんに自己紹介をしてくれ。」
「俺はロクアだ!ハイドで呼ばせてもらうぜ!よろしくな!」
そう言って左から順にと言われたのにも関わらず、右端にいるハイドと年の近いゴーグルを額に着けた青年、ロクアはハイドに握手を求めた。
「あ、はい…よろしくお願いします…(勢いすごいなこの人…)」
「ロクア、左端からって隊長が言ってたでしょー。ハイドくん、改めて自己紹介するね。ミニーシヤよ。よろしくね。」
先ほどハイドを気にかけてくれたミニーシヤが皆にスープを渡しながらロクアに注意する。
「サムエルだ。よろしく頼む。ロクアはうちの部隊の盛り上げ担当なんだ。今後も慣れておいてくれ。」
次に部隊でハイドに紹介した部隊で一番背の高い男の名はサムエル。
アローラやロクアと違っていかにも兵士ってかんじの人だとハイドは感じた。
「私はボロフだ。ところで、アローラ隊長が言っていたが…」
中老の男性、ボロフは続けてハイドにこう言った。
「君は……未来が見えるのかい?」
「え?」
ハイドだけでなく、アローラ以外の部隊のメンバーも一気に鳴りを潜めた。
「ハイドくん、君は王都で降り注ぐ瓦礫を避けたとき、俺にこう言ったね?…前にもこの状況を見た気がする…と。」
「は、はい…でも、俺もよくわからないんです。」
ハイドは今朝の自身の身に起きた出来事をアローラ達に伝えた。
「つまり、瓦礫が降ってきたと思ったら、少し前の会話の場面に戻っていたわけね。」
「てことはやっぱり、先の未来を見たってことか?」
ミニーシヤとロクアが意見を交わす。
「もしくは…過去に戻ったか…だな。まぁ、どちらにせよ、君のその能力は秘宝によるものか、あるいは…君は”パラフィシカー”なのかも知れないね。」
「パラ…、何です?」
”パラフィシカー”。
それは人間のみに発現する特異な能力を持った者たちの総称。
能力は攻撃に利用できるもの、あらゆる場面での補助が可能なものなど多種多様。
アローラはハイドに起きたこの不可思議な現象を秘宝あるいはハイド自身に身についた能力であるとしていたのだった。
「ですが、それでは少し違和感がありませんか?隊長。」
サムエルがアローラに問う。
「なぜ、ハイドくんが今頃になって突然その能力が発動されたのかってことよね…」
「俺が思うにこれは自分の身に危険が迫ったときにだけ発動するのかもしれない。あの瓦礫を喰らったなら普通なら死亡するはずだ、だから発動したんじゃないかな。」
「カニ!カニ!」
アローラの言動に反応を示すように先ほどまで大人しくしていたカニスが鳴いた。
「ん?3級テロスか!?」
カニスの登場で驚いた様子のボロフ。
「あ、俺の親友、カニスです!皆さんには危害は加えないですよ。」
「へぇ〜!かわいい〜!」
「カニ〜♪」
カニスを思わず抱き上げるミニーシヤ。
そして頬ずりをされて満更でもないカニス。
「とりあえず、見張りは交代で一晩ここで野宿しましょう。ハイドくんはここでたっぷり寝ておくんだ。」
「そうよ。私たちが見張っているから、安心して眠っていいからね。」
「ありがとうございます!」
ハイドはカニスを抱き抱えながら横になり、カニスのもふもふとした毛並みを触り癒される。
そして、深い眠りにつく。
翌朝。ハイドはロクアに起こされ、一同グラ大国に向けて出発した。
しかし、道中アローラのみとあるものを目撃する。
「(これは?野宿の跡…それも7人…歩幅からして民間人じゃないな…)」
「隊長どうかしました?」
「いや!何でもない!先を急ごう!もう少しでグラ大国だ!」
数時間後、一行はグラ大国に到着した。
グラ大国、リヴィディン大国の隣国に位置している大国で、食物による産業が優れているのが特徴。
自然豊かな町並みが広がり、他の大国と比べると技術面においては劣るものの、7大国で最も治安が良くて有名な大国だ。
「す、すげぇ……!!」
「カ、カニィ~……!!」
ハイドは先日訪れたリヴィディン大国とはまた異なる町並みが広がったグラ大国に見とれていた。
「おーい!ハイドー離れんなー。」
「あ、はい!今行きます!」
第一部隊はハイドの監視兼護衛の任を任されているが、本来の任務は別にあった。
それはグラ大国を統治する王女、ジュディ王女にリヴィディン大国と同盟関係を持ちかけるための交渉だ。
リヴィディン大国はインビィディア大国と同盟関係にあり、2つの大国の案によって聖騎士団が誕生した。
強大な力を持つクヴィディタス大国や7大国随一の武力を誇るイラ大国など、他国の領土の侵攻を企てる大国は存在する。
そのためアローラ達は各国の王や王女と交渉する命をジャクソン王から与えられていたのだった。
一行は王宮に入り、謁見の間に到着する。
そこには大量の山のような食べ物が並べられており、それを1人で食しているもうひとつの大きな山があった。
「でっかい…あの人は…」
「あのお方がジュディ王女様だよ。」
ハイドはジュディ王女を見て、その容姿と食欲から圧倒されていた。
「そして、俺達がこれから同盟を結ぼうとしているお相手でもある。」
「へぇー……。(豪快そうな人そうだけど、美しい人だな…)」
ハイドはアローラの陰に隠れてあたりをチラチラと見ている。
「…うむ?、アローラ隊長ではないですか。」
「はい。先ほどグラ大国に到着したしました。ジュディ王女様にジャクソン王からのご提案があって参上いたしました。」
「それは一体どんな提案ですか?」
ハイドはここまでのアローラとジュディ王女の対話を通してジュディ王女が自分が想像していた性格の人物とは真逆の方だと知り、カニスと驚きを隠せないでいた。
「(めっちゃ落ちついた方だ。それに声も可愛い…)」
「カニ~…」
ハイドの後ろにいるミニーシヤが驚いた表情を見せるカニスを頭をこっそり撫でている。
一方でアローラはジュディ王女と話を進めていた。
「ジャクソン王はグラ大国とリヴィディン大国で、同盟関係を結びたいとお考えです。両国は共に平和を望み、クヴィディタス大国やイラ大国の侵略行為に否定的です。それぞれの大国の平和を維持するためには必要なことではないかと。」
「確かにリヴィディン大国と我が国は友好的な関係を築けています。しかし、それはあくまで同じ目的を持った上での協力関係であります。私のやり方で国は治められていますし、私はこのままで良いと思っています。」
「ジュディ王女様は民のことを大切に思っていると聞いておりましたが、それでも同盟は結ぶつもりはないと?」
「えぇ、ありません。」
ジュディ王女の返答にアローラは僅かに視線をずらす。
「そうですか……。では、我々はこれで失礼します。」
アローラたちはジュディ王女との交渉を諦め、帰ろうとする。
「隊長!いいんですか!?」
王宮の出口でロクアがアローラに向かって言い放つ。
「一度、出直そう。これ以上あの場にいて、あちらの機嫌を損ねてもあれだしな。」
するとミニーシヤがアローラの浮かない表情を見て質問する。
「隊長?何か引っかかってますね?」
「あ、やっぱバレた?」
アローラはジュディ王女との対話で確信したことが2つあるという。
まず1つ目がジュディ王女があそこまで民を治められていると自信を持って言った理由について。
それはグラ大国に代々伝わる家宝、10の秘宝の1つである蠱惑の実によるものだろうと考えた。
”蠱惑の実”。
それは金色の林檎のような木の実の形状をしており、食した者にその者が最も望む味を体感させる不思議な実。
それは一度食すだけで、どの危険薬物よりも依存性が高く、人を魅了する。
しかし、この秘宝に所有者と選ばれた者は他の者と異なり、食しても何の味もしない。
そして所有者は秘宝以外の食物に異常な執着を示すようになり、秘宝は所有者が食した食べ物に応じて再生していく。
「さらにこの秘宝は所有者が食した者の心情を全て感じ取ることができるんだそうだ。」
アローラはそう説明する。
「なるほど、ではジュディ王女は秘宝の力を使って、王国に仇なす国民が出ないように国を統治しているということですか。」
サムエルの発言にアローラはうなづく。
「2つ目の確信とは一体何ですか?」
ボロフが問う。
「それは………。」
アローラはかつてのジュディ王女を思い出す。
その姿は今と異なり、食に囚われたあの肥満体とはかけ離れた美しい姿だった。
そしてそのジュディ王女の隣にはある男がたたずんでいた。
ジュディ王女、あなたはまだ彼のことを想っているのですね…
それは彼も同じ。
秘宝の力に溺れたあなたを俺は救うことができない。
救えるのは彼だけだ。
アローラは確信したのは今のジュディ王女を救える人物だった。
「いや…何でもない。」
アローラは自身の気持ちを胸にしまい、王宮をあとにした。
だが、そのとき…
「お待ちください!」
振り向くと、そこにはジュディ王女に劣らない程の美女が立っていた。
顔の輪郭はほとんど同じ。異なる点といえば体型と……髪型だろう。
キャシィはジュディ王女とは異なり、髪をショートボブくらいまでの長さに整えている。
「(誰だろう…)」
ハイドが心の中でつぶやく。
「 ジュディ王女の妹です。」
その美女が答える。
「妹さん!?」
グラ大国の街や王女、はたまたその妹のキャシィのことでハイドの頭の中はいっぱいだ。
あまりにも美しいもの見過ぎたようだ。
その様子を呆れた様子でカニスは見つめる。
「実は、お伝えしたいことがありまして……」
「それは一体…?。」
アローラがキャシィの方を振り向く。
「 私は…姉のことが心配で仕方がないのです。しかし、今の私ではどうすることもできずにいます。どうか、姉を救いだしていただけませんか。」
「……その前に確認したいことが。」
「秘宝のことは知っています。そしてこの大国では私のみ、あの秘宝を口にしていません。」
「知っていたのですか。」
「えぇ…ずっと前から…」
キャシィの発言に少し食い入るようにミニーシヤがキャシィに向かってこう放った。
「知っていてあのままにしておいたんですか。お姉様を。」
「……。」
キャシィはミニーシヤに返す言葉もない。
あの頃の選択を悔やんでいるのは他でもないキャシィだからだ。
アローラはミニーシヤとキャシィの間に入りながら話を続ける。
「秘宝の力は強力だ。あなたが止めに行こうとも現状は変わらないでしょう。そして私たちにもおそらく今のジュディ王女を変えることはできない。ですが……」
「ですが…何ですか?」
「ですが、ジュディ王女を救える可能性のある人物なら心当たりがあります。今、この場にはいませんが。」
「本当ですか!?」
アローラは首を縦に振って肯定する。
キャシィの安心した表情を見たアローラはロクアにリヴィディン大国に戻り、ジャクソン王にこのことを伝えること頼んだ。
また、ミニーシヤはハイドの護衛として先に宿に戻り、残りのメンバーとキャシィとでジュディ王女ともう一度交渉を試みることにした。
「(彼女を秘宝から戻せても、交渉が成功しなければ大国の平和実現にはならない。もう一度王女に聞かなければ…)」
場面変わり、ハイドとミニーシヤは今夜泊まる宿に向かっていた。
「もう日が暮れてきましたね。」
「そうだねー。そういえば気になってたんだけどさ、ハイドくんはカニスちゃんとどうやって出会ったの?」
「そうですねー。こいつは俺がマルコおじさんと大国の遠い街で出会ったですよ。そのときは怪我してて、衰弱してたんです。」
ハイドはカニスと出会った経緯をミニーシヤに話した。
初めは警戒していたカニスだが、ハイドのある言葉で聞いたことで、自分に寄り添ってくれるようになったこと。
カニスは他の3級テロスと異なり、人の言葉を理解できることも。
お前も俺と同じで独りなのか…?
ハイドはかつてカニスに放った言葉を思い出していた。
なぜ、それでカニスが俺に寄り添ってくれたのだろうか。
哀れみ?
それとも言葉のとおり俺と同じ境遇だったのか?
少なくともカニス自身がハイドの言葉を聞き、理解して行動したことはわかっていた。
俺たちは親友だから。
それを聞いたミニーシヤはハイドに向かってほほ笑んだ。
「それは大切な親友だね。大事にするんだよ。」
「カニ!」
「はい!でも昨日アローラさんが戦ったテロスは…2級…?…テロスって言うんですっけ?テロスにあんな凶暴なのがいるんですね。」
「もちろん。テロスにも階級があってね…」
”テロス”。
人間と異なり、異形の姿をしている生命体。
等級は特級~3級まであり、3級以外の等級全てが”特定危険生命体”に認定されている。
等級は基本的にその個体の戦闘能力に依存することが多いが、戦闘能力が高くなくても繁殖能力が異常な個体は最低で2級に登録される。
「3級テロスとはいえ、そこまでハイドくんに懐いているテロスも珍しい方だよ。」
「そうなんですか?カニス、良かったな!ミニーシヤさんに褒められて!」
「カニ!カニ!」
3人が宿までの道中交流を深める中、前方にある人物が待ち構えていた。
「…ハイドくん、止まって。」
ミニーシヤがいち早く目の前の人物に気が付く。
「あっ!あれは!」
遅れてハイドが目の前の人物を見る。
「聖騎士団。済まないが、そこの青年をこちらに引き渡してくれないか?彼は我がクヴィディタス大国の民だ。」
そこに表われたのはクヴィディタス大国の軍曹、ハインリヒ軍曹と6人のクヴィディタス帝国軍の兵士だった。
前方にハインリヒ軍曹含め5人、背後に2人に囲まれた状態だ。
ハイドはハインリヒ軍曹をクヴィディタス大国からへーロスとともに出国する際に出会っていたことを思い出したのだった。
「(まずい…!やっぱりあのとき、バレていたんだ…!)」
「その軍服からして、クヴィディタス帝国軍の軍曹ね。彼は聖騎士団の護衛対象にある。ここでの争いは避けたい。手を引け、クヴィディタス帝国軍。」
ミニーシヤが先ほどとはまるで別人のような振る舞いでハインリヒ軍曹に言い放つ。
「断る。私は任務を遂行するだけだ。」
「そう。なら、力ずくで止めさせて貰うわ!」
ミニーシヤとクヴィディタス帝国兵士たちとの戦闘が始まる。
ミニーシヤは剣を取り出し、クヴィディタス帝国の兵士達と戦う。
ハイドは後方で戦いを見守る。
手始めに迎え撃ってきた2人の兵士もろとも剣で斬り、向かってくるハインリヒ軍曹にも強烈な蹴りをお見舞いするミニーシヤ。
聖騎士団としての実力は本物だ。
「くっ!(これが聖騎士団…!…なんて精練された動きだ…!)」
「(つ、強い…!)」
ミニーシヤはクヴィディタス帝国軍の兵士たちを次々と倒していく。
一瞬にして残りをハインリヒ軍曹含め、3人まで追い込む。
「まだ、やる?」
「くそ……。」
後ずさりするハインリヒ軍曹と少しづつ距離を詰めていくミニーシヤ。
すると…
「ミ、ミニーシヤさん!待ってください!罠です!!」
ハイドがミニーシヤを危険を知らせた。
そう、これはハインリヒ軍曹の罠だったのだ。
ミニーシヤの足下に何かが引っかかる。
それは非常に見えにくいが細い糸のようなものだった。
それがミニーシヤの足に引っかかったと同時に大量の煙幕が生じる。
「しまった…!!」
「カニ!カニ!!!」
「うわっ!」
ミニーシヤは急いでハイドのもとへ向かう。
そこにはカニスを残し、ハイドの姿はなかった。
ハインリヒ軍曹と残りの兵にも逃げられてしまった。
ミニーシヤは急いで跡を追おうとするも、すでに敵の痕跡は見当たらなかった。
「カニー!カニー!」
「まずい…!ハイドくんを…!(急いで隊長に知らせないと…!)」
ミニーシヤはアローラたちの元へ急行する。
しばらくして、ミニーシヤが倒したクヴィディタス帝国軍の兵士が目を覚ます。
ミニーシヤは峰打ちで息はある状態で残していたのだ。
「くそっ…聖騎士団め…軍曹の邪魔はさせてたまるか……!」
すると、どこからともなく伸びた縄がクヴィディタス帝国軍の兵士の全身を拘束する。
「な、なんだ!これは!?」
フードに身を隠した男が現われ、クヴィディタス帝国軍の兵士のもとに近づく。
「…あの青年はどこに連れて行かれる…?」
「だ、誰だ!貴様!」
「質問をしているのはお前じゃない、俺だ…。」
クヴィディタス帝国軍の兵士はこの男がいかに危険な男だということをがすぐに理解した。
聖騎士団のあの女よりも強い…
そして精神を鍛え抜かれた兵士であってもそこから逃げたくなるほどのすごみ。
兵士は観念して答えた。
「イ、イラ大国だ。あそこには我が軍の…」
兵士が言い終わる前にフードの男は兵士を拘束している縄により絞殺した。
すでに他の倒れている兵士にも縄が張り巡らされており、絞殺された後だった。
フードの男はその場を跡にして路地の暗闇に消えていった。
一方、その頃リヴィディン大国に向かっている最中のロクアはハインリヒ軍曹とクヴィディタス帝国軍の兵士がイラ大国の国境付近を目指してる姿を目撃する。
「クヴィディタス大国のやつらがなんでここに!?」
緊急事態発生…!
読んでいただきありがとうございました。
今回、クヴィディタス大国とリヴィディン大国に続いて別の大国、グラ大国が登場しましたね。
各大国はそれぞれの異なる王あるいは王女が統治しています。
これからも他の大国が次々と登場してくるので、それぞれの勢力や大国の特徴にも目を向けてみてください!
次回4話もお楽しみに!