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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第一章第二部 調子に乗って手を出す
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予習も復讐も・・字がちがうし!

今日もランダム投稿です。宜しくお願いします


※2022年6月22日 加筆修正致しました。宜しくお願い致します。


※レマイア領中央領公館滞在中


 帰りマッスる!ついさっきまでお母様達とうだうだしてたんだけど、女騎士副隊長のナーガルを家の者が迎えに来たので便乗する。彼女の寿退社は止めて貰って騎士隊の人手不足に待ったを掛けたのさ。この職場に留まって貰う条件が日勤専門の就労である。


田舎貴族に就労している騎士達は、当主の護衛が就労のメインではあるけど生活環境の問題から目は逸らせないから仕方ないね。男ばかりの職務にも出来ん、ラッキーじゃ片付かない事案に成るからな。


そんな彼女は元が一番隊の隊長であったけど夜勤がちょっと・・交代要員を出すなど何人かをローテで回す形に落ち着いた。元の隊長職も就労日以外の責任を負わせない為に、今は副隊長へと降格している。


そんな感じの采配で収入の変動も合っただろうが、それに首を突っ込んでも何も出来ないから聞いてもいない。ただただこの流れに任せて、俺は帰宅へと足を向けたのだ。勿論居座っていたサナーの尻を叩く感じで・・。







「うおぉぉぉ!!」はい、只今全力で走っております。ええっと、体力の全力だから速さじゃないからね。俺のパワーを振り絞ってる感じだよ、だってサナーをお姫様抱っこだから余力とか無理だし。まさに何事って感じなんだけど、近所のパン屋が閉まる前にその店に着きたかったから。


それで何とか間に合ったのだけど、目的だった残りの物のパンは5個だった。それは今日に焼いたパンの残りなんだけど、流石に昨日の残り物は無かったわ。


いやー普通はそうなんだろう、ちょっとだけ落胆してしまったせいで割引してくれたし。1日以上を置いた干乾びたパンを望む方がまともじゃないからな。そこはまだ食べれるけどカラカラに成ったパンからパン粉を・・素直に諦めました。その残り物を買って店を出た俺だが、そこでサナーが首に手を回して来る。


あれ?もう屋敷に帰るだけなんだけど・・いや、走るよ!誰に何か言われるかも知れないけど、そこはいつもの奇行でいいや。そんな俺の事件は現場で起こっている・・必要な聴取がここで成されたよ。ここって我が屋敷なんだけど、流石に皆に心配されたんだわ。勿論サナーがなんだけど、俺が抱っこ状態のままだったから、そのまま屋敷に入ったのはちょっと・・おかしかったな、ははは。






我が家に帰宅!


「・・怪我とかが無かったのなら、屋敷の中まで抱えて入らなくても良かったのに」


ええ、解ってくれましたかメイサリスさん、ここで俺の必死の言い訳が報われた瞬間であった。そんな俺とは裏腹に、何の言い訳もしないサナーは大人なのかも知れない。今回の行動の経緯は俺の思惑からだから、サナーも何かを解ったりはしないけど。


因みに買い求めて来た黒パンは見た目通りに固いだけで、何かの目的が上手く行くこかは無かった。解ってたけどね、小麦で作った只のパンだし!ほんとパンだよ。みんながそう言うもの。


それより先程のはこれ以上の追及が、言葉にされる事は無かったのでよしとしよう。その分目だけは強く訴えていたけど。さて少し前からシラカバ屋の定員達の要望として挙げられていた、新メニューの追加への返答は季節限定の甘未を2種・・これで何とか誤魔化して乗り切れって奴だ。俺の真意じゃ新メニューではないけどな。あっはっはっ!


このシラカバ屋のコンセプトはお金にものを言わせたグルメじゃないから、現状の商品と遜色ない程度の原価で販売出来る物、だ。つまり煮込んで餡になって<米粉パン>の中に突っ込める素材だな。


ここで大事なのは適度に液状過ぎない、ドロッとかグニュになる奴がいいわけ。さらに季節の限定時期に販売される物を指定する。それがあるか無いかは知らん!これから要調査としてくれ。







只今俺一人が個室に・・さっきまではツノを抱いていたんだよ。それでもツノはがっつり寝てたから、領公館から貰って来た武器を出して眺めていたら、メイサリスがめっ!って怒り顔でツノを奪って部屋から出て行った。


結果論だけど一人だな・・いや、今は遣らないといけない事をしよう。お父様が下賜して下さった武器・・適当に5個を選んで持ち帰って来た訳さ。最初はただ剣を1本と思って見ていたんだよ、それで目に止まった剣がなんと!<強化>魔法が付与された剣だった。実際には魔力を込めると発動する内容なのだが。


となればですよ、他にももっと有るかも知れないじゃない?だからなるべく、あの場に長くはサナーを待たせないで探せたのが残りの4個の魔道具なのさ。最初の剣と他に短剣が3本に手甲?名前はそう書かれていたけど腕輪にしか見えないが。


はいはい、その辺はこれからの検証にに重要な関わりはない。ないよね?大切な所はだよ、この付与されてる方式の見分と上手く行けば俺の物に出来るかも的な奴なんだから。


前にも遣らかしたよね?<結界>・・商店の商品からその方式を盗んでしまったからな。今じゃ自分の身体なら3層まで張れるし。だから後悔じゃなく結界・・しまらん。


だが結果は見えていた通りに<強化>も付与出来る様になった。だから次に以降するよ、<強化>の付与された短剣にさらに<強化>を重なる・・はい、間違ってました。<結界>は層を増やせば良い感じに今まで収まっていたけど<強化>はそのものを倍に強くする・・つまりこれだ!<強化X3>フハハハ、凄いでしょ?身体強化3倍だぜ。


などと喜んでいたら失敗した。まあ簡単な話しだけど、そこまでの力は短剣には受け止められなかったて事なのさ。


ここで弄りまくった2本の付与短剣、<結界X2>が完成出来たのでメイサリスとサナーに持って貰う事にした。<強化>付与武器で必死に戦えとか言うのはちょっとねえ・・身の安全確保を優先にして貰うのだよ。そして俺ちゃんの剣の方はと言うと<結界>付与にしたよ。


一撃には相当に強いって話しだから効果が切れても直ぐに再構築、その速さは<強化>よりも<結界>の方が上だったしね。


だからダブルかけじゃ無くてもよいのだ、魔力を垂れ流せる俺なら気にせずに常時発動と変わらないからね。それとこの剣の形は刀っぽい様相なのだ。直剣ではあるけど細身で、長さが2メートル近くの片刃です。鞘は無いけど・・


そこはもういつも[アイテム①]に保管になるのさ。例え鞘が合ったとしても、抜き差しが相当に大変だと思うの。この剣の説明書きには黒鉄で作られた肉切り・・そいっ!まあ気にする程の事じゃない。


何だったら突けば刺せるしな。それと黒鉄ってのは結構な貴重品だよ、魔力の通しが良いって評判だからね。加工はし難いらしいけど加工済みだから問題ない。そうそうこの剣に名前を付けた、命名はクロガネ・・そのままだけど何か?


そして<強化>・・これって拾い物な訳だけど、何かに使える気がしない。元が相応の魔道具じゃなければ、この<強化>を付与出来ないから。うん、無駄っぽい。実用性も感じない。下位能力じゃない?使って受けても衝撃は大きいから。


それより変に勘繰られるのはちょっと違うと言いたい、うちの使用人のフェインは武闘派の筆頭で、他の4人はかなり疎いのが理由だ。防御って何?ぶっ潰せはいいじゃないみたいなフェインには、鼻で笑われたからな。


後はサナー君、俺で遊ぶのは控えようか。俺が渡した短剣を使って俺から<結界X2>で防御しますって宣言されてもだよ?クスグリは攻撃にカウントされないからな。ん?いやいや先に魔力を込めて<結界X2>を構築しなきゃダメじゃん。


第2弾・・今度は手甲を嵌めて<強化X2>を使って俺を羽交い絞めにしてきた。それって・・攻撃を受けても壊れずに守る<強化X2>だから、腕力が上がったりしないよ。何か俺の事をワチャワチャしてたけど痛く無いです!


いや痛かった。彼女が俺の体にワチャワチャしていると、手甲が色んな所に当たって痛かった。そっちの攻め方だったら、手甲は全く関係ないよね?ラリアートなら納得もあるけど。そんな感じも其れ也で満足君が来たらしく、彼女は部屋から出て行った。おい!







俺としてはこの先の戦いの為に、必要なシミュレーションをしっかり予習君でやるのだ。とは言っても大元の筋書きは領公館の者達が立てたものだ。その中で俺と<エスセス>が2チームの殲滅担当に成った。


そこも志願での申し入れが受領されたので、概ねこっちの作戦通りだな。奴等も仲間内の派閥抗争とかそんなバカな事をしているから、こっちも作戦が組みやすかったけど。


そいつらが各々の根城から飛び出したら、袋小路よろしく大挙している兵達が俺や<エスセス>が待つ所に誘導する・・と。


俺に・・罠を用意する必要がありそうだ。チマチマと戦うしかない俺には、多対一だと効率がとても悪いしな。


その為用の泥水・・領公館と我が屋敷の氷室から、けっこうな量を集めて[アイテム②]に保管済みである。こいつを現場にぶちまけておけば、闇夜で嵌ってアタフタしている所を泥水の中から土属性魔法を使ってどんどん串刺しして行く。


奴等は無駄にバカっぽいから、俺と接敵した時に直ぐに襲いかかってはこないだろう。そうなると勢い込んでこないなら、ばっさりする[空間断絶]が上手く使えるかが微妙だからな。


バカはバカなりに勢いに乗せての乱戦になれば、こちらは手間も掛からずに手早く済ませられるのだが。動かないとムリダシー。人の動きなんてかなり緩和だからな。


前後の動きをけん制しつつ、そこでチクチクと削るしか方法が浮かばない。そこは<エスセス>の能力が羨ましくもあるな。


「・・はあぁぁ」思わず盛大な溜め息が出てしまった。今回の件では色々と思うところが合ったが、致し方ないと思う事にしていたんだ。だからと言って割り切れてはいないぞ。


う~ん、しかし対処出来る万策は授かってもいるからな・・やっぱ仕方ないって心境かな?前の俺があのまま死んでそのままに成っていたら、このイベントはどうなっていたのやら。


その他色々が違って行ったと思わなくも無いからな。そこ等辺を考えるのは野暮な話しになるか、望まない不幸が撒かれなかっただけ良しでいいだろう。


まずは今はやる事に専念しなきゃいけない、そこは俺一人の問題じゃ無いからだ。つまり誰かに頼れない出来事は一杯あるって訳さ。


それに俺と似たような状況で、同じように考えながら他の者達も頑張ってるからな。目的に向かって突き進まないと!


それでも先ばかりは見ていられない、今夜も違う遣る気を出す事になるからだ。これがフラグだって言われても、そっちは止められないよ。男の本能とはそんなものさ。


精力が付く食べ物って何かあったかしら?ほんと知らないし、こっちじゃウナギ君はみていない。あれか?進化前だから蛇なんですよーってやつ。ダンゴ・・蛇を食べるのは遠慮しよう。あいつのお目めがえらく可愛かったからな。


うーん、目の真ん中がちょっと違うって聞いてたけど、そんな違和感なく普通だったよ。俺の勘違いなのか?呆気にとられてそんな表情だったのかも。クルクルもしなかったし。それをしたら飲み込んだのが、モニョモニョと出ちゃうか。


野盗を丸飲みしたらアイスキャンディーに見えたりして。凍らすの俺だけど。あいつはちゃんと餌を取れてるのかな?たまに偵察へ行こう。領の為の大事な身辺調査だな、自前で調達する餌の持ち込みはしかたないな。素材はお金になるから、何となくオッケーだね。


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