約束はいらない-00◆「主要登場人物紹介」
本内容は多少のネタバレを含みます。誠に恐縮ですが、その旨ご了解下さい。
■これまでのあらすじ
『暗黒戦争』の終わりに、テラこと神和姫冬流と別れ別れになったローラン。『二度と会えません』と宣告されたにも拘わらず、諦めずに冬流の軌跡を追い求めていた。そんな時、ローランは“紅い龍騎士”カーシャ・ラダノワからの呼び出しを受ける。自由都市グレイホークの外人区にある有名な酒場『銀龍亭』でカーシャに再会したローランは、“真夏の海”の噂を耳にする。果たして、この手掛かりはローランをして冬流の元へと導くのだろうか?
■現在の主要登場人物
☆ ローラン [Loran 195cm/AB]
『暗黒戦争』を戦い抜いた槍聖。熱い漢。
☆ 神和姫 冬流 [Toru Kamiwaki 159cm/A]
別次元であるCRYSTAL TOKYOワールドに属する、時空旅行者。神和姫家の四女であったり、CRYSTAL TOKYO市の執政官テラであったり、寂れた漁村の神主の娘であったりと、多々の生を生きる。
☆ カーシャ・ラダノワ伯爵 [Kasha Radanova 181cm/O]
通称“紅の龍騎士”。漠羅爾新王朝傑都の『龍位の騎士』第二位。剣と魔導に優れる。現在連合騎士団に出向中。
☆ ギルバルト・ドゥ・シャーン公爵 [Gilbert de Sharne 191cm/A]
コーランド王国近衛騎士団総帥にして、コーランド国王ユゥア十三世の無二の親友。“白昼の閃光”と呼ばれる程の剣の手練れであり、老練な冒険者でもある。
☆ ユゥア十三世 [Juare XIII/Eugen de Keoland 193cm/O]
コーランド王国国王。古きスールの血を引くローラ家とニェリ家の末裔。
☆ アリサ・ド・コーランド [Alissa de Keoland 174cm/A]
ユゥア十三世の妹姫。非常に勝ち気な性格で知られている。コーランド騎士総帥、ギルバルト・ドゥ・シャーンと婚約している。
☆ 神和姫 天禅 [Tenzen Kamiwaki 172cm/A]
冬流の祖父で、神明神社の神主。
■追記
この小説の原文体は、参加者が交互に書き込む対話形式で書かれています。人称が時に変わるために読み難い面もあろうかと思いますが、平にご容赦願います。
また、本文の掲載に同意頂いたLoran氏には、この場を借りて感謝申し上げます。
本編は「GREYHAWK ANOTHER」の世界をベースにした一連の物語の一つで、コモン歴764年から始まる「第二紀」に於ける物語です。既にイースタン全体を巻き込んだ激戦である“暗黒戦争”は終結して一年たちますが、それぞれが抱えた“想い”の決着は付いておりません。これは、戦役にて神槍“ゲイ・ボルグ”を振るった槍聖ローランもい例外ではありません。そんな彼が己の魂の片割れを見いだすまで、話を紡いでいきたいと思います。