~ 全てを 無くして ~
彼と出会ったのは投稿サイトで、 所謂、出逢い系サイトと呼ばれるサイト 。
私には、恋人探しをする気など全く無く、日々、募る心の想いを文字にして吐き出す為に利用していた。
言葉には出来ない、私の心模様という想いを形式は解らないけれど、詩やエッセイみたいに私的には、そう思って書いていた。
彼は私より前から、 そのサイトを利用していたようで ファンも沢山いた、流石ファンが出来るだけの事はあって、中々、心にグ ッとくる詩を、幾つも幾つも書いていた
彼が私の詩に足跡をつけてくれて、コメントを書いてくれから、彼の存在を知ったのだけど …
住んでいる場所も遠いし …
モテているようだし …
彼の詩が好きだから、それだけ読みに、チ ョコチョコと通っていた。
彼は詩以外にも、彼自身の日常を書いていて、ある日、読んでみたの …
読み終えて、彼も孤独なんだと知った。
唯、元々疑い深い性格だし…
距離もあるし…
彼はファンもいてモテているようだし …
私は傍観者で有るべきだ、そう決めたの。
その後も、吐き出せない心の想いを書き連ねていたけれど …仕事が忙しくなって、何故か虚しく感じるようにもなって、徐々にサイトを遠ざかるようになって行った。
その頃、同棲していた彼に他に好きな人が出来て、別れて、新しいアパートに 1人で引っ越しをして職場も変えた。
でも、全然、気力が湧かなくて
食べて行く為に働いた …
外向きは負けず嫌いで、勝ち気な性格をしているからか、新しい職場では異例の出世をした、仕事しか無かったから、当たり前だけど …
新しい職場で、1年が過ぎようとする頃
私を引き上げてくれた上司が、 配置替えになり直属の上司が変わった。
元の上司と、長年ライバル関係にあった新しい上司は、何かと言うと前上司が引き上げた人間を目の敵にし、何人も退職させた
当然、矛先は私へも向けられていた …
女の世界は過酷だ、女だけでは無いだろうけど、重圧過ぎるプレッシャーに思うような結果が出せ無くなってしまい、私は退職に追い込まれた。
良く考えると明かにパワハラだけど、それを表に出すのは自分も傷を負う、それだけの価値がある職場なのか?と悩む … 元の上司にはお世話になったのだし、迷惑は掛けられないと、相談もせず辞める事にした。
大切にしていた仕事を失う嵌めになり、精神的にもボロボロになっていた …
一生懸命になればなる程 …
大切な物は消えていく …
恋人も仕事も …
価値観が全て、崩れて壊れて砂になって、もう何もかもどうでも良くなって、考える事さえ嫌になって …
死のうかな …
本気で想い始めていた。
仕事を探してはみるけれど、何れも此も同じに見えて、心が死にたいと叫ぶ …
死んだら、楽になるかなんて解りもしないのに… 両親の顔が、頭の中にチラつく …
あんなんでも何十年も一緒にいる …
愛って? 私の愛って?
恨んでいるのか恋しいのか、 解らないけど
私は独りぽっち …
涙ばかり溢れ出す …
あのサイトの事を想い出してINした。
ウワッと凄い勢いで言葉を並べる、支離滅裂かも知れないし、誰も読んでくれないかも知れない …
でも書きたい ! 私は書きたいの !
苦しい自分を詩にして、惨めな自分を曝して、必死に書いて書いて書いて!書き終えてUPした。
その後、涙でグチャグチャの顔を何とかしたくてシャワーを浴びて、ほんの少しだけ 気持ちが落ち着いたから、サイトにINした
足跡 一件 …
お帰り … 彼からのメッセージ …




