表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

第2話かていのはなし

久しぶりの投稿。

文章がおかしいのはこれが気まぐれに投稿されたものだからであーる

一般的な兄弟において、弟を泣かすのは大抵、兄である。

弟が泣く理由も大抵兄の行動が原因であることが多い。

では兄が泣くときはいつだろうか?

弟を泣かす原因は大抵兄である。と仮定したとき

では、その兄をなかすのは、さらにその兄である

では、その兄を泣かすのはさらにさらにその兄である

では、その兄の兄を泣かすのはさらにさらにさらにその兄である

オヤ?これでは収拾がつかない。ではもう一つルールを敷こう

兄を怒らせる原因は大抵弟であると仮定するとき

その弟を怒らせる原因は大抵その弟である。

その弟を怒らせる原因は大抵その弟である。

その弟を怒らせる原因は大抵その弟である。

ここまでの様子を数式にあらわすと

(泣き)兄≧兄≧兄≧兄・・・

(怒り)弟≦弟≦弟≦弟・・・

さていよいよわけがわからなってきた。

なぜここまでわけがわからなくなるのか?その原因はおそらく限界がないからだ。倍数に限界がないように兄弟の数にも限界という物がある。

ここで我が家の家族構成を例としてあげよう。

我が家の、つまりフィレナ家は当主たる父のマーグリスを筆頭に、母のマリー、祖母のリース、そして三人兄弟の私を長男として弟のラグ、妹のレナの3人である。

さて今回の問題は兄弟であることから、残念がら兄弟が少ないのはともかくとして、この3人で考えてみよう。

そのまえにそもそも今回のことには全く手を出していない妹のレナは除外するとして、

私はラグを泣かせたと仮定する。

ならば大抵、弟のラグは私を怒らせていると思われる。

ここで問いを投げかけよう。

弟が私を怒らせた原因とは何か?

また、私が弟を泣かせた理由は何か?

そしてそもそも先ほどから行われているこの謎問答はなんなのか?

以上のことを母親であるマリーに言ったところ、マリーは

「しらん。しかしラグが泣く原因は大抵あんたが原因だ」

と主張した。それに対し私は異議を申し立てる。

「いや、待ちたまへ。そもそもラグが泣く理由がよくわからない。そしてラグが私を怒らせた理由がわからない」

そもそもの仮定が合わない時点でこれは兄弟喧嘩ではないのだと言う。

「私は朝起きて目覚めがわりに冒険小説を読んでいた。途中、バンダナを身につけたラグがやってきてごちゃごちゃとなんか口走っていたようだが、無視した。するとラグ少年、じょじょに泣き顔に変わっていき突然部屋を出て行った」

以上が私から見た今回のことについてである。なにかあるかね?と私は言う。

マリーはエプロンのすそを掴んで、うつむいているラグ少年に

「いまのことほんと?」

というと、ラグ少年はこくりとうなずく。

ラグは言う

「最近お兄ちゃん、言葉かけてもなかなか返事来ないから、なんか怖くなっちゃって・・・」

マリーはうなずく。

「たしかに最近エリック、大人びてきたわね」

おもに性格とか言動とか。とマリーは続ける。

無論私はなんの変化がないはずである。外見上は。

ところで人間には歳を経るごとにさまざまな経験をすることがある。

それを行うたびに悩み、落ち込み、そして成長する。

このエリック少年、いや青年もそのような経験をするべきだったのだが、残念ながらそうもいかなくなってしまった。

もしも人間がかつての記憶を持っていたらどうなるか、考えたことはあるだろうか?

かつて、それはヒトに限ったはなしではなくイヌ、ネコ、鳥、などの動物であったときの記憶をもっていたらどうなるだろうか?

まぁまちがいなく悩むだろう。

なにせ前世が畜生だったのだから。逆もまたしかり。前世が人間、今は畜生。

だが幸運な事に前世がヒトでいまもヒトなものがいる。

ただそれで何かあるわけでもない。

思うことは。

「それでも私は生きている」

ということだけである。

「あなたは一度死んだじゃあないですか」

と述べられたときに対する反論である。


次回の予定は未定。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ