須藤 泉5
R-15が保険じゃなくなりました。
フフ…フフフフフ…お兄様がとられたあのプリクラ…とても特徴的で助かりました…「戦場カメラマン」というものらしいですね。
授業中に入ってきた情報。すでに知っている話かと思いましたらまさかの展開でした。
プリクラに必要なさすぎる機能が多く、ニーズから離れていたため、稼働数が少ない上、お兄様が映っておられたのはマニアの間ではレアと呼ばれるパターンのフレームだったそうです。
その台詞があった世代の基台を調べてその地域のゲームセンターのサーバーにハック。監視カメラなどを調べていくとそれらしき人物を発見。次いでお兄様に近付く虫を調べて、現在の所属学校を見つける。
そしてそこに至るまでの距離を考えて、バスで移動したことを考慮に入れて、所属学校の校区内を調べて、現地調査に踏み切ることにしたのだ。
世界一格好良いお兄様の事だから見た人は覚えているだろうし、虫も美人のカテゴリーに入るレベルにいると思うため、そこまで困難な話ではないと思う。
…という事を財部家の家政婦に伝えると引いていた。
「え…えぇと…泉様は遠出をなさることを家の…」
「伝えてます。」
手紙で伝えてます。…が、まぁ今は病院の評判が何故か急にネット内で上がったらしくて忙しいみたいですから3,4日私がいなくても気付かないでしょうけどね。ですから返事は聞いていません。
「田辺さん!早く行きたいんですけど。」
「お嬢様…」
「パパとママには事前連絡してるから!」
先手を打たれて田辺は何も言えない。大人しく、そしてできるだけ早く二人を目的地付近に送ることにする。
「フフフフフフフフフフフ…さぁもうすぐですよ…お兄様…」
「ワー君待っててね…すぐに見つけてあげるよ…」
さぁ…あの女に受けた仕打ちを考えればお兄様にはうんと楽をしてもらいませんとね…
とりあえずは食事から掃除洗濯、その他雑事はお兄様が頑張って来られた功績から考えて、指一本動かさなくてもいい状態にして差し上げませんと…食事は私が手ずから食べさせて…あぁ、私は料理があまりうまくありませんのでお兄様の嫌いな食べ物をうまく調理できません…お兄様が嫌いな食べ物の分際で重要な栄養素を持っているのがおかしいのですが…
栄養管理の方が疎かになってしまってはいけないですから私が栄養バランスを考えて食事をしましょう。そしてその血を飲んでもらえば万事解決ですね。
赤子の頃は皆母乳で生きて来たのですから、そしてその母乳は血液からできてます。ならば、栄養を取るのに血を飲んでもらうのに何の問題もありませんね。誰の文句も受け付けません。
食事はこれでいいですが、次は何でしょうか?…そうですね。お兄様はお風呂が好きでしたね。…これは唯一の自由時間だったからかもしれませんが…これからはその自由な時間を満喫してもらうべく私が背中とは言わずに全身くまなく洗って差し上げましょう。
そして、人間の三大欲と言われる性欲の処理が大事ですよね。やっぱり性欲は全部受け止めてあげませんと。通常の妹ならお兄様も躊躇われると思いますが、私は義理の妹。血の繋がりはありません。万事オッケーです。顔も悪くはない方だと自負しています。胸が足りないのがネックですが、まぁ…口とか手が頑張ればいいと思います。特殊な性癖であればそこも鍛えたいと思いますね。
そしてそのまま睡眠ですね。終わった後の処理は私が全部やりますのでお兄様には安心して眠っていただきたいものです。
何か足りない物…あぁ娯楽が不足してますかね?お兄様が好きな本を読み聞かせしましょう。
何でもして上げますから…待っていてください。




