10.初体験でした。
生きていて良かった。
大変美味しく頂きました。
初キスから童貞を好きな子で卒業出来たとか色々あった。まどかが来てから色々と男の子していたと思う。
ある意味まどかを最初から女として見ていた俺としては嬉しいが、だが、まどかは女の子である前に神様だ。
まあ、もう俺のモノだ。
「まどか」
ムギュと腕の中で眠るまどかを抱き締めるとやっぱり柔らかい。そしてかすかに甘いまどかの香りがする。
鼻を擽るようなその匂い。
そのままずっと嗅いでいたい。
「ん、ゆぅ」
うっすらと目を見開き焦点の定まっていない視線を向けてくるまどかも可愛い。
うん、本当に俺は不敬を極めた。
「おはよう、まどか」
「ゆう、おはよぅ」
にっこりと天使の微笑みを浮かべて俺にすり寄ってきた。うん、ヤバい。
所詮、どれだけ致そうと思春期真っ只中の青少年にはキツい。それに朝の自然現象もある。
「ま、まどか」
「なに?」
「ち、遅刻したらいけないから、な?」
本日は日曜日だ。
遅刻も何もないだろうとツッコミを入れる人間は勿論いない。
だが、素直なまどかはしぶしぶと引いてくれた。今日はまだ布団の中でまどろんでいたいのか起きなかった。
そのうちに処理を済ませた。自分でもびっくりだが元気だな。
まあ、まどか相手には無理もない。
いまだに布団の中ですやすやと眠るまどか。俺が抜けてからけがわとけだまが俺の寝ていた場所を陣取っていた。
相変わらず仲良く二匹でおねんねだ。
ある程度の身支度はしたが、本当にやることはない。まどかのそばによりしゃがんで頭を撫でる。
小さく声を漏らしたまどかはぐるりと寝返りを打った。パッチリと見開かれた瞳に俺が映っているのを見てそれだけで嬉しくなる。
「まどか」
人の温かみとは違うまどかの体温は酷く心地よい。全てを包み込むような優しい暖かさ。
「愛してるよ」
君がなんであろうと手に入れたいと願った時から、俺はまどかを神様だと思ったことはない。いつでもまどかは、俺だけのただの可愛らしい女の子だった。
望むことはただ一つだけ。
愛されたい。
まどかに好かれ、愛され、愛し合いたい。
男として、見られたい。
「優」
「可愛いよ、まどか」
いつだって可愛い女の子。
神様ではなく女として見ている。
「愛してるんだ、まどか」
とても許されることではないだろう。
「優、私も愛してる」
優しく微笑んで囁く愛は俺によって刷り込まれたモノなのだろうか。
でも、それでもそれにすがりついていたい。
今更、失うわけには行かない。
失ったら、俺は生きていけない。
温もりを失いたくない。
俺は世界一の幸せ者でありたい。
まどかに愛される世界一の幸せ者に。




