電話越しの相手は?
裕太「あ、クラスちゃうかったし、
俺もバンド入ったばっかやし、
あんま喋ったことないけど、
俺、裕太。よろしくな。」
私は急に裕太君と喋ったから
とまどったが、
喋りやすそうな相手とわかって
少し安心した。
美憂「よ、よろしっ、、、」
裕太「あ!せやせや!忘れてた!」
美憂「え」
裕太「いま、どこらへん!?」
美憂「え」
裕太「どーこーや!」
美憂「え、!、、、えっとお、」
あ、あれ?裕太君って、せっかち?
美憂「えっとぉ、、、」
裕太「はーやぁぁく!」
美憂「は、はいぃい!
今公園付近で、ですぅ!」
きゃぁぁあぁ!
鼓膜破れるかと思った。
裕太君声でかすぎ。
裕太「まだぁ!?まだそこなん!?」
美憂「わ、悪かったですねぇ!」
もう!時間ないのに電話してる場合じゃないよぉ!
華恋「ぶっ(笑)ぶはは!」
華恋なんか笑いこらえるの限界で、
笑っちゃってるしぃ!
美憂「もう!裕太君切るよ!?」
私が電話わ切ろうとした瞬間。
裕太「ーーーーまて。」
美憂「⁉」
さっきの、せっかち裕太君とは真逆で
まっすぐで冷静のある裕太君の声が聞こえた。
美憂「ゆ、裕太君、、?」
裕太「今から俺のゆう事をしっかり聞け。
まず、交番までむかえ。」
美憂「えぇ!?交番って駅から
逆方向だけ、、、」
裕太「いけ。」
美憂「は、はい、、、。」
私は言われたとうりに
来た道をUターンし、交番に向った。