太陽と私。
プルプル、、、。プル、、
電話だ、、。
プルプル、、プっ。
華恋「みーゆーう!」
美憂「わ、わかったって!
いまいくってば!」
華恋から電話だ。
太陽をいちいちみるたび
思い出している場合じゃない。
今日からは夏休み。
皆で海いくんだから、
楽しまなくっちゃ!
華恋「はーやーく!
電車遅れちゃうじゃん!」
美憂「はいはい!いまでますー!」
彼女は私の友達の華恋。
高校からずっと華恋とはいる。
さっきから、
華恋は朝から少しご機嫌ななめ..。
華恋「な、なんで。あ、あいつがくるわけ!?」
とか、なんちゃら独り言ゆってるし...。
近所迷惑だってば、、、。
華恋は、ずっと私の家の前で
待っていてくれる。
電話からも、鬼のような怒り声が聞こえる。
華恋「美憂まだぁ!?」
美憂「い、いまいくぅうぅ!」
ダッタッダッダ!
私はいきおいよく階段をおりた。
あとは、玄関のドアをあければ、
もう、この家には、2日帰ってこない。
母「美憂。...大丈夫?」
美憂「だ、大丈夫だって!
も、もういかなくっちゃ!」
母は朝から心配しててくれる。
そりゃそうだ。
母「あの海、、、。
美憂とばあちゃっ、、」
美憂「もう!私あの頃みたいに子供じゃないから!
いってきまーす!!」
母「み、美憂っ、、!」
ガチャっ!
私は、ドアを開けた。
私はこれから海に行く。
そう、あの海に。