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神様の好奇心は人をも殺す  作者: all
靴下を履けない本編
3/59

神坂望改めエリック・シルフィールド三歳

異世界は基本、絶対基準が私の妄想であるためこの筆者が生きている世界と発展の仕方が違うのはご了承ください。

つまり、世界と異世界では思考の仕方が違うため基本となる常識が異なっています。

極端な例にするなら「人間と精霊では考え方が違う」みたいなものと同じです。

攻撃方法、つまり世界(現実)で「妄想」した魔法での戦い方と異世界の魔法での戦い方は違う。

さらに言えば食生活で食べ物を腐らせる(醗酵)ということを考え付かなくてもなんら不思議ではないということです。



結論として、この小説もどきの異世界の人間はこちらの常識では計れないということです。

さらに言うなら登場人物は人間ではない、もしくは人間に似た動物と考えていただいても結構です。

なのでこのことを踏まえてこのページでの画面スクロールをお願いします。

それでは転生というアドバンテージを持った精神年齢高校生から始まる「妄想が日常」の神坂望の日常をお楽しみください。



転生者


 転生の言葉としての意味は、前世の知識、記憶を持ってもう一度人に生まれること。


 これには転生する生物が人だけでなく、動物を含めている説もある。


 私は、転生()とすることで人が人に生まれることを指すことにする。


 そして、転生者はそれだけでアドバンテージになることが多い。


 転生先が異世界だったりして、時代が()()より古い場合、技術や人の精神が発達していない。


 例え未来に生まれた時でも、その未来の人達と考え方が違うのだから新しい発見が可能かもしれない。


 そしてもう一つ、転生者にとって決定的なアドバンテージがある。


 なにせ、生命が生まれた瞬間から自我の確立が出来ているのだから……。


 


 


 


 


 


 昨日、三回目の誕生日を迎えた。


 特に何をするわけでもなく、生きている毎日。


 退屈、とはまた違う。


 興味をそそるものがない、という訳でもない。


 むしろ逆だ。


 興味あるものに触らせてもらえない状況……うん、これが一番しっくり来る。


 毎日毎日、殆どの起きている時間は、自分の部屋から外を見るだけ。


 窓から見える風景は、前方に住宅地、奥に純白のお城、下は情報でしか知らないヴェネチアを思い出すような綺麗な水路と道路。


 それでも家に面している道路は、馬車が通れるだけの幅がある。


 私が住んでいるのは、白を貴重としている高級住宅地か。


 横を見れば大通りが少しだけ見える。人とか露店とか、沢山いて沢山見える。


 人ごみは嫌いだったけど、今じゃ地下鉄の込み具合が懐かしい……。




 うん、暇である。


 そう、暇なのだ。




 目の前に! 体の中に! 『魔法』や『魔力』と呼ばれる未知なる力が眠っているというのに……。


 その使い方が全くわからない!


 赤子として、母体から生まれる前から意識があった。その記憶は今でもある。


 そして現代人には慣れてないであろう、体の中に気味の悪い力が廻っているのにも気づくことができた。


 『魔法などがある異世界などに転生したのでは?』


 私はいつの間にかそんな突拍子もない仮説を立てていた。--結果その通りだったわけだけども。


 案外思いつき、というものは馬鹿にできないから困る。


 ……話が逸れた。


 まぁ、その薄気味悪い力は慣れていないからか、羊水と相まって、一般人の現代人にとっては、油の浮いた砂糖たっぷりベタベタ水に浸かっているかのに、それはとても気持ち悪かった。


 その上、体は思うように動かすことも出来ず、じっとしているだけ。


 生命として、身体が出来上がっていないのに記憶があるのはどういう事か、と問われてもあるのだから仕方ない。


 景色が殆ど変わらず、出産される時までその状態で、ずっと気持ち悪さに慣れようと我慢していた私。


 生まれてから少し立った後に意識が浮かび上がってきてくれ、とせめて言いたかった。……思うことは出来たが。




 そう、これほどの地獄を経験したからか、この程度の退屈ならまだマシだと思える。


 けども、やっぱり私は人間である。


 精神(がまん)の限界は訪れる。


 その出来事(きっかけ)が私の三歳の誕生日パーティー、つまりは昨日だったりする。


 両親が、親戚や位の高そうな人々(つまりは貴族)を呼んで祝ってくれたのだけど、これがまた面倒だった。


 周りに同年代はおらず、招待客は大人ばかり。


 そして、三歳児が貴族の面々に丁寧に挨拶回り……付き添いに両親がいるとしても、おかしな光景には違いない。


 普通ならはっきりと声がでないはずである。


 そう、経験として記憶として十六年程生きている私は、とりあえず喋るという意思疎通をしようとして、結果声に関する成長は早くなった。


 さらに知識にも薄い三歳児を演じるなんて出来るわけもなく、結果的に少しだけ大人びた三歳児が出来上がった。


 このおかしな状況を目ざとく察知して、サプライズとして親戚貴族(ゲスト)に提供した両親、父親ダニエル・シルフィールドと母親サラ・シルフィールド。


 親としてじゃなく、人間としてどこか抜けていてズレている両親と言えばいいのだろうか。


 とりあえず、(善人)を驚かせる事に人生をかけているような(悪人)だ。


 相手は選ばない。騎士団長という実力のある人にもけしかけたことがあると、二歳児の時に長々しく語ってくれた。


 が、その能力を見初めてか、時たまにそういうサプライズを求めて依頼が来たりしている。


 私が巻き込まれなければ、ドッキリカメラ映像を見ている感じで面白い。


 じゃあその逆の場合は、どうなのか。


 世界(元いた世界)に魔法がなくて、異世界(こちらの世界)に魔法がある。


 そんな違いがあるために、どれだけドッキリを回避しづらいか、大体わかってもらえると思う。


 長々と話したが、結局言いたいことは一つである。




 ああ、私も魔法を使いたい……。


 


 


 


 あ、私は前世は花の女子高生でしたけど、男の子に生まれ変わりましたよ。


 ああ……月モノとか考えなくていいから楽になる。


 後は……下のことなんて気にしない方向で。


 ええ、もう無意識で。


 これ以上、こんな記憶が増えてたまるか。


 


 

 


 


 

名前が思いつかない。

名前だけに15分かかってしまいました…難しい。

精神は肉体の影響を受けると某吸血鬼Kさんが言っていたのを思い出しました。

言動は肉体に影響されていきます。でもやっぱり根っこの部分は女性で。


いけたらいいなぁ。


台詞の掛け合いとかもぶっつけ本番。

読めるようなもの書けたらいいなぁ。


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