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神様の好奇心は人をも殺す  作者: all
靴下を履けない本編
28/59

私の常識と世界の常識と異世界の常識と

地属性魔法


 土や地面、物質の硬度などに関する魔法。


 この世界で四原則魔法と呼ばれている魔法の一つ。


 主に防御に使われる魔法。

 

 具現化魔法としては、防御としての石壁や簡易的な武具の創造・変形、地面から石器物を突出させるなど。


 効果魔法は多彩で、大地・地面の変形、物質・自身の肉体の硬質化、土などの密度操作による肥大・圧縮。


 そして防御効果魔法が発動しやすく、他属性より防御効果が高い。


 少し毛色が違うけど、物質同士の組み合わせを固く結ぶ、つまりズレにくくすることも出来る。(これを固定化と呼ぶことにする)


 特徴として、効果魔法の硬質化はその効果(硬さ)と時間が魔力消費の基準となり、硬ければ硬い程、硬くしている時間が長い程、魔力消費量が増える。


 ―――が、具現化魔法での武器の創造などは、『作りだす』までが魔法としての作用な為、創造後は維持のための魔力は不要だったりする。


 追記


 硬質化魔法を掛けた後、もう一度同じ魔法を掛けようとした場合、格段に効果が上がる。


 物質が硬質化魔法に対する抵抗が低くなった、といった表現が一番しっくり来る。


 これにより、練度の低い短縮詠唱、詠唱破棄でもある程度の効果が期待できる。











 六日目の朝、子供の顎の力では噛み千切りにくいずっしりとした(主食)と、小さくともシッカリした歯ごたえに甘い果実がデザートの、やっぱりどこか間違っている朝食。


 ……食事にレパートリーが無く、ちょっと飽きてきたのは秘密である。




 妄想(情報)を纏め、削り、わかりやすく文章として書き出す。


 昼、夜、特に横になっている(ベッドイン状態)時に、その目標妄想の特徴を詰め込み、使い方やを考え、朝になって朝食を食べた(エネルギー補給)後、頭が回転してきた所で文章としてわかりやすく纏めて妄想する(覚える)


 本当に特別な事がなければ、これが私の日常妄想(ルーチンワーク)


 何か紙などに書かなくても第二の人生、三歳の頃からアンナさん(専属メイド)と鍛えてきた記憶力で、確実に思い出す事が出来る。


 アースでは一生懸命ノートに書き、読み返し、思い出したりして忘れないようにしていた。


 後から見れば、すっごく痛々しい中二病のような真っ黒いノートに違いない。


 捨てた覚えはないから、家に多分あるはず。


 ……あまり思い出さないようにしよう。


 もしかしたら、私の棺桶の中に入れられる物品として――――うん、いや、だから考えないの!


 いや、その前に家族が見つけなければそんな惨事は起こらないはずだ。


 でも、見つけられたら中身見るよね?


 ……。


 …………うん、もうノートに書いたという事実を忘れよう。




 今は世界が中二病でそれが常識。


 つまり私は正常。うん、それは間違いない。




――――――――――――――――




 拠点防衛訓練として最終日の六日目。


 この日の日没までが訓練期間。


 と言ってもやることは変わらない訳だけど、私は見張りのローテーションに組み込まれていないので、襲撃(先生達)が来るまでは時間が空く。

 

 始まってすぐは、やっぱり緊張とか襲撃が怖の対象になったりで、あっという間に時間が過ぎてた

んだけども……。


 いやぁ、慣れって本当に怖い。


 防衛訓練の一日目・二日目、つまりサバイバルの三日目・四日目なんて襲撃の時以外、拠点の外に出ようとも思わなかった。

 

 けど、五日目の朝には寝起きだとしても、明らかに自分の意志で拠点から外に出た。


 これで何かのタガが外れたのか、六日目になって心の余裕が生まれた気がする。


 そして、余裕が生まれた私がやっていることは――


「エリック君、何をやってるのかな?」


「クラリィさんの真似です」


 つまりは魔法の勉強。


 授業的な考えなら、硬質化魔法を二度かけて事象の確認をすればそれで終わりだけど、それじゃあ面白くない。


 短縮詠唱を用いて成功させてこそ映える魔法なのだから、それを使いこなしたいと思うのは私だけじゃないだろう。


 質問を飛ばしてきたキャロラインさんが、一歩後ろで私の勉強風景を見続けている。


 防衛訓練最終日。


 昼食にはまだ早く、木々の間から太陽の木漏れ日が綺麗に見える時間。


 そこには太陽の光で温められてきた風が吹き、ゆっくりと時間が流れていた。












 気になって首だけ後ろを向いた私は嘸かし子供っぽく写ったことだろう……。

日常って難しい。


日常を書きたかった結果がこれだよ(短い)!!


一週間悩みに悩んでこんなふうになりました。


構想なしに思いつきで日常を書いてみたいと思った、私の閑話みたいなものでしょうか。


サブタイトルの意味は中二病のくだりの部分です。


それだけです。


それではまた次話で。




最終日が何もなしで終わるワケがないじゃないですかぁ〜。

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