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神様の好奇心は人をも殺す  作者: all
靴下を履けない本編
19/59

閑話1 エリックくんについての考察?

半分だけはしっかりとサブタイトル通りです。


別視点が作者にとって難しいものであるため、少し短めです。


書き方などが違ったりしますがご了承を。


キャロラインside


(全く、クランったらなんてことを聞くのよ……)


エリックくんが治癒魔法を見せてくれた時だって、秘密にして欲しいと言っていたのだから、他の魔法が使えるかどうかなんて教えたく無いに決まっているのに。


(でも、どうしてそこまで頑なに自分のことを秘密にしたいんだろう?)


普通に考えたら、自分が持っている力を見せびらかしたい年頃のはず。


四原則魔法が使えて、上位三原則魔法の一つである治癒魔法が使える。


さらに、最低もう一つ別の魔術が扱える、言い換えれば上位系の魔術が二つ以上扱えるということ。


これだけの事を八歳の子供ができてしまう。


将来『有望』どころか『約束』されていて当たり前である。


実際、この制度(特別入学)を使って入学した人はどの人もそれなりの役職に付いているか、その道の有名人になっているとクラリィに聞いた。


力を見せびらかして、優越感に浸っても、周りの人に尊大に誇っても嫌味なんか言われない。


(つまり……約束されたくない。未来を決められたくないと考えている?)


何それ?


ここまで考えておいてなんだけど全く意味が分からない。


(どういうことなの?)






クラリィside




(つまり、大人の考え方を知っている。そしてそれを利用して有名になりたくない、と思っている)


無理矢理考えるならこうだ。


自分の名が知れ渡れば、国から戦力として囲まれたり、それが理由でそれなりの役職に付いたら一部の貴族たちの人が黙っていない。


良い思いもするかもしれないが、嫌な思いもする。


それとも、単にそういう貴族との付き合い等が面倒だと思っているから?


少なくとも、自分の未来がそういう事に巻き込まれたくないと考えている。


じゃなければ、ここまで秘密にしようと思わない。


ただ、貴族との付き合いがあればそういうことも子供ながらに理解してしまうかもしれない。


が、私はシルフィールドという貴族の名を聞いたことは()()


彼が、このような行動を取ろうと思った理由、その考えに至るまでに何があったのかも全くわからない。


(行動がわからない、といえばなぜ私達に一部だけでも自分の秘密を打ち明けた?)


仮説として立てた、そういう面倒事に巻き込まれたくないのならば、嘘をつくなり、黙っていたりすればいい。


エリック君は確かに八歳だ。


けれども、そんなことを思いつかないとは考えにくい。


しかも、エリック君はあの自己紹介の時の異様とも言える『推測』で、キャロがキャロラインとしての立ち位置を、ほぼ確信しているはず。


そういう立場の人に自分の事を打ち明けて得るメリットは(私の仮説があっていた場合に限り)無いといっていい。


……もし、私達に嘘をつきたくないと思ってくれた行動なら、少しは私達に心開いてくれたかな。


ただ、エリック君。


君はもうそういう面倒事から逃れるのは難しいんじゃないかな?






「君はもう十分に(入学や飛び級で)目立っているのだから」




















アリシアside


(フフッ、今度はどうやってお仕置きしましょうかね?)




クランside


(今はサバイバルのことだけを考えていよう……)

はい、クラリィさんの言う通りエリックはもう目立ちまくってます。


しかし、まだ例えるなら医者がカルテを見た状態なのです。


つまり、まだ目立っているだけで済んでいるのです。


そういう一部の人達が重い腰を上げようとか思ってないわけです。


微妙な点はご都合主義として捉えちゃってください。


それでは次話で。


昨日……誕生日だったんだぜ?


洋菓子ではモナミのクレープが私の一番のお気に入りである。


和菓子では赤福一択でござる。

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