出すぎた杭は打たれないが目立った杭は打たれてしまう
サブタイトルの意味ですか?
深い意味はありません。
長さが実力、太さや柄などが注目でしょうか。
あんまり深く考えないでくれると助かります。
かなり短いです。
まだ次の文章が纏まっていないのでこうなっちゃいました。
人生と麻雀と執筆作業は上手くいかないものですね。
魔法(1)
アースでは現実に存在しないと考えられている力。
この世界の魔法は大きく分けて効果魔法と具現化魔法に分けられている。
火の魔法で例を出すなら、『熱』という『効果』を槍の先端に与えることで熱によるダメージを追加。前衛での攻撃としての魔法。
『火』を『具現化』させてそのまま相手にぶつける後衛砲台としての魔法。
と二分化されている。
しかし、風魔法のように『効果』しか無い魔法もあり、一部の魔法研究者はその分け方は不適切であると考えている。
高等部のクラス分けは実力でのランク分けではない。
とは言え完全なランダムというわけでもなく、特に仲の良い生徒同士は同じにしてあげるような配慮があるとかないとか。
高等部一年生の場合は入学テストや初等部での成績が考慮されて偏りがないようにクラス分けされるらしい。
これは自分のライバルをクラス外で見つけて競い合い高みを目指し、クラス内と連携を取るようにするためだとか。
さらに、自分と実力が近しい人とは連携を取りやすい傾向にあるが、差があると難しい。
自分に自信を持つ事は悪いことではないが、行き過ぎると連携する時などは邪魔になりやすい。
これは実力の高い人によく見られる。
つまり、それらを纏める能力を持つ『トップ』を育てるためのクラス分けとも言われている。
そして、仲の良い生徒同士のクラスを同じにする理由は、緊張感を持つ必要がある授業を行うからである。
つまり、魔力フィールドの監視やサバイバルなどである。
この時のチーム編成はクラス内で行う必要があるのでこんな措置がある。
この世界は人間の肉体面は研究が進んでないけど精神面は魔法での重要な部分だからか、かなり研究が進んでいるように思えた。
そして驚いたのがこの世界には初等部と高等部の間が無いということ。
つまり、三年間もの長い休暇がある。
初等部を卒業、基本教育を収めた後、その三年間の間に自分の身の振り方を決めるという目的で作られたのだとか。
このために高等部に来る人は初等部に比べて大分少ない。
が、魔力フィールドの絶対数が少ないために高等部は初等部以上の生徒がいる。
必然的に高等部の大体(というかほぼ全部)が初等部と併設している。
基本教育のためだけにある初等部もあるっぽいけどその場合、魔力フィールドは無い。
まぁ、学校の格としてはやはり魔力フィールドがある方が高い。
そして大体の生徒は高等部卒業後に王国騎士団に所属する。
高等部は騎士育成学校と称されているほどだ。
そしてその学校を卒業できたならば箔がつくのも当然。
つまり、騎士団に入れる予定がなくても我が子を入学させて『高等部卒業』という泊をつけようという貴族がいる。
例をだすなら、アースでの高校卒という学歴を取りたいといった所だろうか。
だからこそこんな事が起こる。
「なぜ初等部の学生がこんな所にいるんですか!」
「どう考えてもおかしいでしょう!」
「納得の行く説明をお願いします」
「そもそも高等部の授業に付いていくことが可能なんですか!?」
脳筋とまではいかないけど肉体派や実戦派と呼べる先生が入ってきた瞬間、さすがに八歳を攻めることは出来ず、積もっていた不満は先生に対して爆発した。
うん。言っていることはごもっともです。
むしろもっと言ってやってください。
騒ぎが少し収まった時を見計らって苦い顔をしながら先生がおもむろに口を開いた。
「あ~、それに関してだかな?あのユアン先生直々の措置だそうだ。そして先生から伝言も貰っている。」
生徒たち(四人除く)が青ざめながら一気に静かになった。
その雰囲気の変わり様と言ったらなんと言葉にしたらいいのか分からない程だ。
ユアン先生って結構有名なだったりするのかな?
悪い意味でのベクトルだと思うけど……。
ともかく家庭教師の顔と学園での顔のギャップがすごい。
でもこれって見方によっては私はユアン先生の力に隠れている嫌味な子供とも取れる。
……考えないでおこう。
「―――と言っていた。わかったか?」
……伝言、聞き逃しちゃったか。
まぁ私じゃなくこのクラスの人達への伝言だし気にする必要もないかな。
書き終わりが今です。
いつもなら朝に終わる筈でしたが後半が纏まりきらず、前半を放出する形になりました。
これを書いている時点でもう19時を過ぎているわけですが。
次話が早くなるかどうかと聞かれてもわかりません。
まぁ、今回のような少なさではないと思います。
それではまた次話で。