これも一応隠密行動?
特にありません。
少し短いぐらいですかね。
スニーキング
スニーク(sneak)の進行形でのスニーキング。
スニークの意味はコソコソするなど。
だから隠密行動でスニーキング。
スニーキング・ミッションで潜入任務。
……英語ってやっぱりめんどくさい。
追加
ゴム靴などのことをスニーカーなどと言うけどこれはスニークから来たらしい。
これは面白い。
でも英語は苦手だ。
ここは、ヘルムート学園校舎裏。
「はなせ~俺は泉に行ってもっと強い魔法を使うんだ~」
「はいはい、残念でした。誰かいる~? この子を今日の見張り担当の先生のところに連れて行ってあげて」
「う~い了解、んじゃいくぞ坊主。風魔法を使って追い風を作るのはいいが、もう少し効率良くいかないとな?」
「俺はもっと強くなりたいんだ。ちくしょー、もう一度挑戦してやるからな!」
「大きい魔力で強い魔法を使うことを目指すより、ちゃんと魔法の使い方を勉強したほうが早いと思うんだがなぁ」
「私は魔力を強くしたほうが早いと思うけどね」
「相変わらずだな。その思考を持ちながら小手先の技術もうまいときてやがる。あーあ、持っている奴は楽でいいねぇ」
「うるさいわね、私より魔力の制御が上手いくせに。さっさと行って来なさい」
「はいはい」
「ちくしょー、もう一度挑戦してやるからなぁ~」
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体格のいい男性が男の子をがっしり捕まえてどこかに運んでいく。
やっぱり考える事は同じなのか。私も歳の割にまだまだ子供の心を忘れてないね。
この好奇心に背いて生きていくなんて私の人生じゃない!
さて、一人減ったわけだけど、今日は多分高等部の上級生や実力が高い人を見張り担当にしているはず。
今日の一年目のクラスは魔力フィールドについて勉強したはずだから好奇心が高く、挑戦の精神の塊みたいな子供はすぐに行動に移す。
たとえそれが校則違反だとしても。
だから授業が終わっての放課後、つまり今日は見張りにとって今日はお客が沢山来るわけだけど……。
しかし、今日の見張りは本当にすごい。
初等部一年目の(半年魔法を学んだだけの)生徒が相手なら魔法を使うまでもないですか。
なら、五年間魔法を学んだ私ならどこまでいけるかな。
だけど今回の作戦は確実性を主とした隠密行動。
相手の実力を発揮させないまま突破する技術、方法。
というわけで早速いきますか。
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「うーん、今年の一年生は良い子が多いのかしら」
「いやいや、ただ単にここに来る子がいないだけだと思うよ?」
「あ、見回りご苦労様。どうだった?」
「四人捕まえたかな。どの子も張り合いがない」
「いやいや、初等部の一年生に何を期待しているのよ」
「ふふ、期待したくもなるよ。なにせ一週間前に四原則魔法を使って特別入学してくる子供がいたんだ」
「え? 何それ聞いてない」
「今知ったんだからいいじゃないか。少しは自分で情報収集したほうがいいよ」
「情報収集を趣味にしている友人に聞いたほうが早いでしょ」
「やれやれ人使いの荒いことで」
「で? その子が来ると思っているわけだ」
「そうだね、この時期にこの学園に編入学をするなんて普通にどう考えてもおかしい。ならその子供は普通じゃない。なら好奇心は大盛だ」
「その微妙に自信満々な所は置いといて。編入学しただけで好奇心が大盛と考えるのはちょっと飛躍しすぎているような……」
「そうでもないと思うけどね。……案外もう抜かれているかもね?」
「え?」
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慎重に硬度を落として羽が木々に引っかかる前に変形させる。
そして一時的に風魔法を強くして落下速度を落とす!
トンッ、と軽い着地音がして私は地面に降り立った。
ふぅ。光魔法解除っと。
重力魔法に風魔法、光魔法を三つ同時に使うのはやっぱり神経使うなぁ。
重力魔法を使って私だけを軽くして、その軽くなった体を風魔法で運ぶ……予定だった。
だけど、軽くなったといってもせいぜい体重を十分の一にする程度。
だから一週間かけて自分の魔力を練り込んだミスリルを使うことにした。
鳥○間コンテストをモチーフにして羽を作った。あれには感動させられたね、うん。
羽が金属だからそれなりに重いけどかなり薄く作っても壊れることがなかったから採用した。
お陰で空を飛ぶことに成功。
魔法で風を操ることができるために推進力がいらなかった、つまり羽だけ作ればよかったために作るのは簡単だった。
もっとも、重力魔法がもっとしっかり使えるならもっと簡単だったんだけど。
まだ自分の体重を重くすることもできないし……。
まぁだけど、空飛ぶだけなら見つかるため、光魔法で自分の周りに光の屈折を起こして迷彩する。
自分の周りに球体みたいな物を貼り、そこに来る光を微妙に屈折させることで自分がいるところは空に見える。
だから私が見えなくなる。消えたように見える。
でもやっぱり完璧じゃなくてカメレオンの擬態レベルにしかならない。
動くと微妙に不自然になるし。
さらに相手が私を見上げる状況なんてそうそう作れないために、そこまで汎用性に優れていない。
高度高く、さらに屋外でしか扱えないという欠点を持つ。
けど遠目からなら十分に効果を発揮するから今回は全く問題なし。
今回は羽も囲う必要があったから結構魔力を使ったけど……。
いつかはものを使わず重力魔法と風魔法だけで浮遊魔法の真似事をやってみたい。
……ということで、名も知らない高等部上級生と異世界転生した初等部一年生の勝負は私の勝ちということで。
さて、自然の要塞に勝負を挑みに行きますか。
はい、書き終わりました。
自分にとっても隠密行動ってこんなんだっけ?と疑問に思いましたが、ここは異世界。
魔法があれば隠密も変わるってことで。
技術的に、将来的には出来そうなものですが。
妄想がくだらないって?
そんなくだらないことを考えている時もあるさ。
光学迷彩のくだりはただ単に「光魔法での迷彩」と書いた方がいいのか迷いました。
結局だらだら書いちゃいましたけどね。
もう少しわかり易くしたかったんですが、まだまだ文章能力が足りないです。
あとこの小説に点数評価してくれた人がいました。
その評価に見合うような小説を書こうと努力等させて頂きます。
頑張ります……。
では次回にまた。