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神様の好奇心は人をも殺す  作者: all
靴下を履けない本編
11/59

出る杭は打たれるのではなく放置される

精神年齢はまだ十六~十七歳です。成長したとしても十八歳です。

だってそれ以上の人生を経験を積んでいませんからね。

つまりはまだまだ高校生。


……ってことでいいよね。

編入生


それは正規の方法、つまり新入学したのではない生徒の事を言う。


編入生はその生徒の技術や精神などの発達に応じた学年に仕分けされることである。


この場合(世界)は魔術に関しての発達具合で仕分けされるのだろう。


つまり、この世界の編入生は一目置かれる(力を持っている)存在という認識になる。


わざわざ編入という面倒くさい事をするほどの『生徒』として見られてしまうのだ。


つまり、どういうことが起こるかというと―――――












関わってこないのである。


妄想終了。


うん。多分コレが理由だろう。私がぼっちになっている理由は。


入学から一週間。


私は誰とも接触がなかった。


いや、話しかけなかった私が悪いといえば悪いんだけど。




……確かに友達とずっといることには息が詰まる。


ただ適度に関係を持っているというだけが一番楽で一番妄想がしやすかった。


結局一番関係が深くなったのは兄さんだった。


家族なのだからそれは必然的だったのかもしれない。


まぁそんなことは置いておいて。




そう、友達がいないのだ。


自由時間はすぐに妄想タイムに入るから、自分から話しかけることは殆ど無い。


だから必然的に一人でいることが多い私だけども、学校に来て友達が一人もできないというのはそれはそれで寂しい。


普通は誰かが質問しに来る場面じゃないのか、転入生や編入生っていうのは。


まぁ愚痴っていても仕方ない。


結局はやることは変わらない。


私はここに魔術を学びに来たのだから。


……よし、問題ない。


さて、今日の授業の始まりである。




















熱血先生とか私は嫌いな部類である。




――――――――――――――――――――




「さて、このことから魔力フィールドで魔術を使えば魔力はどんどん上がります。


ただし魔力量が多くなっただけではダメです。


ちゃんと魔術語を理解して、しっかりとちょうどいい量の魔力を使って、ちゃんと魔法を使ってくださいね。


では今日の授業はこれで終わりです」


と、ちょっと厳しそうな性格をしていそうな女性先生が出ていった瞬間、一気に騒ぎ出すクラスメイト達。


やはりまだまだ子供なんだなぁとか考えつつ、誰よりも早くクラスから出て寮へ歩いて行く。






授業の内容はつまらないとは思わないけど、先生がなんか幼い感じと言うか子供を諭すような言葉遣いだからかとっても面倒くさい。


というよりやる気がどんどん失われていくような気がする。


個人最大魔力量の増大の授業なんて私にとって重要な情報なのに。


あんな言葉遣いじゃ『魔力フィールドでは魔法に対して使える魔力量が増えて威力があがる』だけのようにも聞こえてしまう。


今回の授業の意味、それは『魔力フィールドで魔法を行使することにより、自身の最大保有魔力量が増えやすくなる』という効果のはず。


間違えて覚えてる人も出てくるんだろうなぁ……。


二つの意味で取れるのであればそれは文章として微妙な気がする。


私は文系じゃなくて理系だったからそこまで拘るつもりはないけど。





このヘルムート学園の魔力フィールドは、学校の周りに生い茂っている密林の奥に泉があるらしく、そこが魔力フィールドとなっているらしい。


その泉に行く道はない上に獣道でさえほとんど無いため非常に迷いやすいのだが、一人として遭難者は出ていない。


授業では先生引率の元、少人数グループで監視されながら魔法訓練するのだとか。


ユアンさんに話を聞くと、一人で泉へ行き魔法の練習をしようと考えていた生徒はこう言っていたらしい。


「まっすぐ奥へ歩いていたらと思ったら、いつの間にか学園に付いていた」




その後、泉までの道程がない事を生徒達が『自然の要塞(ナチューラアルクス)』と呼ぶようになったらしい。




だけど、流石に学園側もそれだけでは不安で、生徒が勝手に入り込まないように対策をしている。


初等部と併設している高等部の授業の一環として十五歳以上の先輩たちが監視しているのだ。


もし、初等部の学生にすり抜けられてしまった場合、その監視していたグループは罰を受けるのだとか。


この学園の敷地内も魔力フィールドに近いお陰で他の場所よりは十分に大気中の魔力が濃いけどね。



さて、それじゃあ最大魔力量の増大のために……準備してから魔力フィールドまで隠密行動といきますか。












あ、ダンボールってこの世界にあるのかな?

ちょっと短くなってしまいました。


さてさてスニーキングの始まりです。

一週間でもう校則を破ろうとする。

不良な高校生ですね。

バッサリカットする予定はありませんが、単調になってしまうかも。

一般人は気配を隠すとかそんなことはできませんしね。

望は前世では主にマンガやゲームから妄想を膨らましていきます。

この世界にはそれらはありませんが、魔法というファンタジーでファンタスティックな物(?)があるんですから退屈はしないんでしょうね。


中盤らへんの授業の内容はどうでしょう。

もし不評なようならコメントとかしちゃってください。

悩みに悩んで完璧に書きなおしてやりますから。

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