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魔法学園入学
両親は、泣きながらすまないと謝っていた。
運命には逆らってはいけない。僕はそう言い残すと家を去った。
悪の秘密結社カオス。世界はその脅威にさらされていた。そのトップに君臨する者を
『魔王』
そう呼ぶ。
その秘密結社を倒す人材の育成のために学園は血眼になって探している。
僕は、そのために呼ばれたのではないことくらいわかっている。
というより、こちら側からお邪魔しているという感じ。
魔法が動力の車に乗って、魔法学園へ行く。ワープ能力がついているので、さほど時間はかからない。