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カレアの双眸  作者: 琥珀
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カレアの事情

 この数週間で彼女の簡単な身の上について知った。


 ある者たちに非道な行いを受けて故郷を離れたこと。

 復讐する力を付けるため、主に彼女の祝福を受ける唯一の下僕を探していたこと。

 彼女に大鎌の扱いや祝福について教えた師がいたこと。

 それくらいだった。


 自分と比べて彼女には生きる動機があった。

 復讐を果たした後のことはわからない。

 だが、なんの取り柄もないみなしごで、身の軽さと命の軽さからダンジョンに潜った僕からすれば彼女は輝いて見えた。


 彼女からは今まさにひどい扱いを受けているように感じるが、それとは別に、僕はほんのすこし彼女のことをうらやましいと思った。

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