表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/42

ダークリンク

屋上での会話を終え、歩と由美はそれぞれの思考と感情に耽りながら別れる。学園の廊下を歩きながら、歩は満足感と罪悪感が入り混じった奇妙な感覚を覚える。澪を支配したいという執念が、彼を蝕んでいく。




歩は自室で机に向かい、視線を遠くへやる。目的を達成しなければならないという思いと、自責の念の影との間で葛藤する彼の唇からため息が漏れる。




一方、由美も自室でそわそわしている。歩にした告白が脳裏をよぎるが、歩をそばに置きたいという執着心に駆られていることにも気づく。罪悪感にさいなまれながらも、歩に惹かれていく自分に疑問を抱く。




日々は過ぎ、3人の主人公の間に緊張が高まっていく。澪は、そんな周囲の動きに気づかないまま、わずかな不安と緊張を感じ取るが、その原因がわからない。




ある晴れた日の午後、歩は澪を学園の庭の静かな一角に誘う。彼の魅力的な笑顔と優しい声に安心した澪は、不思議そうに彼に近づく。




「アユム、何を話したかったんだい?」ミオは彼の目をじっと見つめ、真摯な答えを待っている。




歩は自分の内なる悪魔と戦いながら、深呼吸をした。彼の一部は、自分が操ったことを明らかにし、贖罪を求めなければならないと分かっているが、もう一つの利己的で暗い部分は、澪を支配し続けたいと望んでいる。




「澪、告白したいことがあるんだ」歩は緊張した声で話し始めた。「君の気を引くために、やってはいけないことをしてしまったんだ」。




ミオの表情は困惑と心配に変わった。彼女は歩に心を開き、真実をすべて話すよう促しながら、詳細を尋ねる。




歩はしばらく逡巡し、その決断に頭を悩ませた。そしてついに、たとえそれが苦しく不安定なものであったとしても、自分が隠してきたことを明かすことにした。




「私はあなたに近づくために、 状況を操作し、疑念を蒔き、他人を利用した。でも、そうしたのは......君が欲しいからだよ、ミオ。道徳的な境界線を越えてでも、君の側にいたいんだ」。




澪は歩の告白に唖然とし、複雑な思いが交錯する。アユムに惹かれる一方で、アユムの裏切りや目的達成のための策略の重さも感じている。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ