表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/42

嘘と真実の間

澪は歩と香織が楽しそうに話している一角に入っていった。澪の心臓はドキドキし、苦悩と希望が入り混じっていた。


歩は澪が近づいてくるのを見ると、驚きと心配の目をした。何かが起こったこと、そして澪が感情の嵐にさらされていることを彼は知っていた。カオリも緊張した空気に気づき、二人に話すスペースを与えるため、そっと身を引いた。


澪は歩の前で立ち止まり、不安と憧れに満ちたまなざしを向けた。疑問と不安を表現する勇気を見つけるのに苦労し、言葉が喉に詰まっているようだった。


「あゆむ...。私は聞いたの...リョウが言ったことを」ミオは声を震わせて話し始めた。「あなたが女たらしで、私たちを......私を......もてあそんでいるって......」。


歩は痛みに満ちた真摯な目で澪を見つめた。自分の過去の行いが、澪の心に疑念と不信感を抱かせたことは知っていた。しかし、真実を直視し、信頼を取り戻すために戦わなければならないことも知っていた。


「澪、あなたがなぜ疑念を抱くのか、よくわかったわ」歩は自責の念にかられた重い声で言った。「過去に私は過ちを犯し、大切な人を傷つけてしまった。でも、あなたや由美を弄んだことは一度もない。あなたへの思いは本物で、深いのです」。


歩の言葉が澪の胸に響いた。諒が心に植え付けた非難を打ち消すように。澪の目には涙が溢れ、様々な感情が渦巻いていた。


「誰を信じたらいいのか......何を信じたらいいのか......」澪は疑念と苦痛に声を震わせながら呟いた。


その時、由美が決意に満ちた表情で近づいてきた。彼女は心配と希望が入り混じった気持ちで、遠くから会話を見ていた。


「澪、歩の言っていることは本当よ」由美は強く、確信に満ちた声で言った。「亮の言葉が私たちを引き裂き、私たちの間にあるものを疑わせるようなことがあってはならない。私たちは真実と向き合い、自分たちで決断する必要があるのです」。


澪は由美を見つめ、彼女の無条件のサポートに感謝した。その瞬間、彼女は歩と自分の直感を信じることにした。疑いの影を捨て、二人の間に芽生えた愛を受け入れる時が来たのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ