歩の障害は、私の障害でもある。
遼は、歩が香織に近づいていくのを遠くから見ていた。彼の頭の中では、歩は無邪気な少女を操る悪役になりつつあった。
歩が香織に向かって歩き出すと、亮は自分の計画に従う決心をした。この機会に澪に近づき、信頼を得るべきだと思ったのだ。しかし歩き出す前に、突然由美が現れ、決意と怒りに満ちた目で亮を見つめた。
亮は由美の視線を受け止め、その目に宿る激しさを受け止めた。その瞬間、彼は由美もまた、自分なりの計画と動機を持っていることに気づいた。彼女は物陰からこの状況を見ており、亮の美緒に対する意図を感じ取っていた。
「彼女や亮や......澪のような障害者がいたら」告白なんてできない。悔しさと決意に満ちた声で。歩と結ばれ、歩のハートを射止めるためには、立ちはだかる障害を乗り越えなければならないのだ。
歩夢と香織が笑い合うのを、由美は羨望と決意が入り混じった気持ちで見続けていた。歩と本当の意味で結ばれたいのなら、勇気を出して、澪を含めた前途の困難に立ち向かわなければならないのだ。
歩と香織を最後に見て、由美は自分の気持ちのために戦い、自分の幸せの邪魔をする障害物を乗り越えようと決心して歩き出した。その道のりは決して平坦ではなかったが、勇気を出して歩に告白しようと決意した。




