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プロローグ 「旧世界にて新世界へと想いを馳せる」

始めましての方は初めましてです。

お久しぶりの方はお久しぶりです。

騎士シャムネコです。


リハビリも兼ねての新作投稿です。

不定期でゆるゆると更新して行く予定です。騎士シャムねこでした


よろしくおねがいします。

「―――ついに明日、か。感慨深いというか、待ち遠しいというか……ソワソワするなぁ」



 満月の上る夜空の下、月を見上げながらそう一人呟く者が居た。


 いや、『一人』と言うのは少々語弊があるかもしれない。

 その言葉を呟いた者は、人の姿をしていなかったのだから。



「随分と待たされたが……ま、その分良い物を作ってくれた事だろう。うん、楽しみだ! ハハハハハッ!!」



 カラカラと楽しそうに笑うその声の主は、強靭な四肢と巨大な一対の翼、長い尻尾と捻子くれた四本の角を持つ一頭のドラゴンだった。

 月明かりを受けて黒曜石の様な体表を煌めかせるそのドラゴンは、ひとしきり笑うとその翼を大きく広げ、頭上に輝く満月へと向けて飛び立った。


 上へ上へ、どんどんと昇って行ったそのドラゴンは、あっという間に成層圏へと突入するとそこで上昇を止めて眼下に広がる大地を見渡した。



「―――ここに来るのも今日で最後、と言う訳では無いが……まぁどの道しばらくは来ないだろうからな。最後にいっちょド派手な花火を打ち上げて行くか!」



 そう口にしたドラゴンは翼を畳んで全身を包み、まるで卵の様な形で空中に留まる。

 するとまるで罅が入るかのように白い閃光を放つ亀裂が全身に走り、ドラゴンは総身の内に秘めた絶大な力を解放せんとする。



「……ん? 打ち上げるって言うよりは俺自身が花火になるのか」



 そうポツリと呟いた次の瞬間、ドラゴンの全身は光り輝き、滅びの力が解き放たれた。



「恒星心核、最終形態へと移行、極限臨界駆動を開始。『超新星臨界』――起動!!」






 ―――そうして、『黄昏の旧世界(アンティキテラ)』は消滅した。











『―――ワールドのデータが破壊されました。ゲームを一旦終了してから再起動して下さい』


「あー、やっぱそうなるか。新作の方じゃ出来ても封印だな」

一時間後に第一話を更新予定ですので必ず確認するようにしてください。宜しくお願いします。

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