あるある異世界物語
初投稿初創作です。
〜プロローグ〜
僕は日本の田舎の普通の高校生。
名前は佐藤魎だ。
僕は最近、なろうの異世界物語にどハマり中なんだ。
いつも学校に行っては先生にバレないようになろうを読みあさっている。学校が終わればすぐに家に帰るなりなろうを読み始める。気づくと午前3時や4時になっていて、そこから風呂に入り夜食を食い眠りにつくまでには外が明るくなってからだ。そんな毎日を繰り返していた。
そんなある日僕はずっと見続けていた物語が終わりを告げ、なんとも言えない虚無感や寂しさを感じていた。なんでもそうなんだ、長編のアニメや漫画や小説を読み終わった時の喪失感や悲しさを感じるたびに現実に引き込まれてこの世の残酷さを知る。この物語もただ人が書いただけの文章に過ぎないとね。でも、その文章が自分の救いでもあった。辛くつまらない現実から、文章を読むだけで違う世界に思考がいって楽しい気持ちになったりするからだ。だから僕はなろうの小説の面白さの一つ一つちがう世界観で物語を繋いでいくことに大きく惹かれつつ、現実逃避の一環としてなろうを読みあさっているのだ。
さて、そろそろ新たな小説でも探すか。と思った時、不思議な題名の連載小説が目についた。その題名は「貴方の物語」だ。一見ありふれた題名の物語に見えたが、なにか違っている。それは、連載小説と書かれているのに投稿が0なのだ。意味がわからなかった。細かい内容を見ても0で作者も「?」だった。僕は興味を掻き立てられその物語をタップした。
その瞬間何も書かれていない真っ白な画面がでてきた。本当になにも書かれていなかった。ただの真っ白な画面。それを数秒眺めて僕は心底失望した。こんなくだらないひっかけのようなことをする作者にも、こんなものを投稿するのを許してしまうなろうのサイトにも、心底失望した。そして、ページを1つ戻ろうとした時、急激な眠気と意識の混濁に襲われ画面に一行の文章が書き込まれていた。
これから始まる、貴方の物語。と
ここまで見ていただきありがとうございます。
まだまだ下手くそですがこれから精進していきますのでよろしくお願いします。
不備な点がございましたらその都度ご指摘して貰えると助かります。