第001話「こんな主人公は…………いやだ」
Hansです!!
今回初投稿作品ですが1週間に1話は更新していこうと思います!!
アニメ化目指してますので
どんどん評価や感想、意見お待ちしています!!
笑っていただけたらますます嬉しいです!
ドカーンッ!
こんな主人公なんているのだろうか。
絶対におかしい。
主人公の西園ハジメはそう思った。高校1年生、学業は平均以下で性格も悪い。なにもできない、存在が邪魔、居ても意味がない。
ハジメ「いや、待って。おかしすぎでしょ、なにこれ.....。まず最初のドカーンッ!ってなんだよ.....。俺、今トイレ中だよ?ブツがドカーンッ!って事だとしても、表現おかしいよ?うん。あと、最後の俺の説明!適当だわ罵倒するわ言いたい放題だなおい!」
誰にツッコミを入れたのかよくわからない。とりあえず無性に腹が立ったから喋られずにはいられなかったのだ。それにしても、トイレで大便をしながら始まる物語ってあるのか?.......無いよな。あるわけがない。
そんなことを思いながらハジメはトイレでブツを出し、スッキリした表情で言った。
ハジメ「あ〜〜なにこれ?俺ホントに主人公でいいの?やばいよ?いろいろ。」
と言いながらトイレットペーパーに手を差しのべる。
ハジメ「...........................。」
ない。大事なトイレットペーパーが………ない。トイレに入った時はあった。確かにあった。絶対にあった。そう思いたかった、西園ハジメであった…………。
ハジメ「嘘でしょ、待ってよ。登場シーンがトイレで大便している所なのに、そのうえトイレットペーパーが...............ない!?!?」
ハジメ「おかあーさぁーーん!!?ちょっとぉー!?息子に非常事態発生なんだけどぉ!!」
全力で叫び続けるトイレ主人公のハジメ。今時トイレットペーパーを確認せずに大便をして、尻を拭けないがために母親を全力で呼ぶ男子高校生がいるだろうか。いるはずがない。
ハジメ「いや、トイレ主人公って.........ってそれより!おかあーさーーん!?ねぇー!ママぁー!?母上!?お母様ぁぁ!?」
バタンッ!!!
「なに!?うるさい!トイレで騒ぐでなぁぁぁぁぁい!こっちはいろいろと忙しいんだーー!!神様としてーーー!!」
目の前には、お母さんではない人が立っている。それ以前に、女の人ではなく男の人だった。
髪は白髪で、60代近く、声はすごく男らしい太い声。そして、なぜかパンツ一丁。
ハジメ「……………………お前、誰?」
俺は疑問を抱いた表情でそいつを見た。状況を整理すると俺は大便をしてトイレットペーパーが無く最悪な状況……それに対して、この人はパンツ一丁のよくわからない白髪のおっさん.....。何この状況.....。普通こういうのってかわいい美少女とかが入ってきたりして出会いが膨らむんじゃないのか?それが主人公補正ってやつじゃないのか?誰だこんな展開にした奴は!
神様「神様であーーーる!!!」
なんだこの対応は...神様ってこんなうるさいの?声でかいよ?俺がイメージしてた、おしとやかな神様を返して?あと、パンツ一丁はやめた方がいい。俺は心の底からそう思った。
ハジメ「いやまず、なんで俺ん家にいんの?ここ俺ん家のトイレなんだけど...」
神様「トイレがしたいからここにきたのではなぁぁぁい!!!」
ハジメ「人の話を聞こうかぁぁぁ!?神様ぁぁぁ!!??」
神様「お主は異世界を知っておるかぁぁぁぁぁ!!!」
ハジメ「ええ!!知ってますとも!!!神様ぁぁぁぁぁ!!!しかし、なぜそのようなことを聞いたのですかぁぁぁぁぁ??」
神様「異世界とはーーー!!!現実世界とは異なる外の世界のことであーーーーる!!!」
ハジメ「異世界に耳を置いてきたね!!そうだよね!!??」
だめだこの神様は。人の話を何一つ聞いてない……。
トイレットペーパーないしお母さん居ないしおっさん出てくるし
今日は本当に最悪な日だ。
思えば俺は、ろくな人生を送ってきていない……。あぁ神様……なんでこんな不幸にしたんですか?
その理由が今わかりましたよ?俺の願いや話を一切聞いてなかったんだね?
今までの俺を後悔した。
読んでいただきありがとうございました!
第001話どうだったでしょうか!
初めて小説を書いたので文面がおかしいところもございますが
今後とも読んでいただければ嬉しいです!
早めに更新できる日は更新します!