独白 (詩集<独白>より)
僕らはみんな被ってる
弱い自分を隠すための仮面を
自分に怯え隠して今日を歩む
弱い自分を守るための仮面を
自分を偽りながら今日を歩む
仮面を被りながら歩くんだ
僕らはみんな嗤ってる
自分自身を偽った仮面の奥底で
馬鹿にする心を隠しながら進む
醜い自分を隠した仮面の奥底で
馬鹿だと見下し蔑みながら進む
他人を嗤いながら進むんだ
僕らはみんな叫んでる
嘘で出来た仮面に隠れた本心で
なぜ僕らは仮面を被るのかなと
盾となった仮面を被った本心で
なぜ僕らは弱さを隠すのかなと
そうさ僕らは怯えてるんだ
自分がどう見られてるのか
自分がどう思われてるのか
びくびくしながら生きている
そうさ僕らは怯えてるんだ
弱い自分を見られることを
弱い自分を突かれることを
おどおどしながら生きている
そうさ僕らは怯えてるんだ
他の誰でもない自分自身に
世界で一番醜い自分自身に
ぶるぶるしながら生きている
そうさ僕らは怯えてるんだ
他人の励まし温める言葉を
他人の温もりが消える事を
そうして叫ぶんだ
なぜ怯えているのかと
それは怖いから
暖かさの春を知れば別れの冬が辛いから
だから僕らは他人を拒絶する
信用して裏切られるのが怖いから
信用して別れられるのが怖いから
結局僕らは自分自身のために拒絶するんだ
それは怖いから
人の温もりを知れば自分を隠せないから
だから僕らは他人を拒絶する
醜い自分を見て失望されたくないから
醜い自分を見て蔑まれたくないから
結局僕らは自分自身のために孤独になるんだ
そうやって僕らは他人を求めながら孤独になる
裏切られたくないから
見限られたくないから
そうやって廻り廻り廻る
いつしか僕らは叫ぶんだ
嗚呼願わくばこの輪からの救済を
嗚呼願わくばこの僕に愛の花束を
嗚呼願わくばこの心に愛の土壌を




