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神速の龍  作者: 五十嵐紅兎
7/9

第七章

神速の龍 7





紅兎「久しぶり。瞳、龍。」


龍「紅兎!何やってたんだよ。」


瞳「そうよ!急にいなくなったりして!」


紅兎「ごめん、ごめん。休憩に親父の転勤が決まってね。お別れも言えず、いなくなって悪かったと思ってるんだ。」


霧月「…なんだ、2人の知り合いか?」


龍「はい。昔よくの遊んでたんです。」


霧月「そうか、じゃあ着いて来るといい。」


紅兎「ありがとうございます。」













榊「黒木、どうだい?楓ちゃんの克服のほうは。」


黒木「あー、今んところ心拍数、血圧共に問題はないな。だが、この様子なら恐らく暴走するだろぉ。」


榊「やっぱり暴走はしちゃうかー、ははは。まあ別にいいけど!」


黒木「榊よぉ、何を焦ってるんだ。」


榊「…僕が焦ってる?冗談はよしてくれよ、黒木。」


黒木「…実際のところ、楓のやつはまだ呪いが完全に定着してねぇ。まだ克服させるには、はえぇ。これで焦ってないって言う方がおかしいぞぉ。」


榊「……。」


黒木「昨日ので枷が外れたかぁ。なぁ榊ぃ。」


榊「…うさいよ。」


黒木「…なぜそこまで里見龍とやらにこだるぅ。」


榊「うるさいって言ってるだろ?黙れ、黒木。僕は焦ってなんかいない。お前に何がわかる。詮索するようなら、殺すぞ…?」


黒木「…あーはいはい。俺が悪かったぁ。お前は焦ってない。これでいいだろぉ。俺だってここで死にたくなんかねぇ。」


榊「わかればいいんだよ!次からは気を付けて!じゃないと次こそ、殺すから。」


黒木「…はいはい。」


榊「で、もう一つの頼み事はどうだい?」


黒木「紅兎のことかぁ。あいつはぁ、今さっき接触したぁ。今のところ特に問題はないよぉだぁ。お、暴走がはじまるぞぉ。」


楓『ぐお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!!』


榊「おぉー、暴走してるねぇー!」


黒木「いいのかぁ。行かなくてぇ。最悪、ここがぶっ壊れるぞぉ。」


榊「んー…もうちょっと見たかったけどここが壊れるのは面倒だな〜。…仕方ない、止めるかな!はははは。」




榊「楓ちゃーん。ねんねの時間だよぉ!」


楓『ヴぅぅぅうううう。』


榊「犬じゃないんだから。ははは。」


黒木「戦刃榊…。何をそこまで恐れそこまで焦っているぅ…。」












龍「紅兎、今何やってるだ?」


紅兎「今、情報やもやっててね。何か知りたい事があったらいつでも言ってくれよ。」


龍「金取ろうと気じゃねーだろうなぁ?」


紅兎「ははは、嫌だなぁ。幼馴染みにそんな金を取るなんて野暮な真似はしないよ。」


龍「じゃあ、企画があったら聞くかな。ははは。ちなみにどんな情報があるんだ?」


紅兎「裏の世界から表の世界まで。なんでも知ってるよ。例えば、そうだな。龍が、ついこの間おばさんに思いっきり泣いたこととか?」


龍「お、おい!なんでそれ知ってんだよ?!」


紅兎「ははは、言ったろー。なんでも知ってるって。」


瞳「あの時の、龍はほんとに最高だったわ!ははは。」


秋人「くそっ!みたかったっ!」


紅兎「ちなみに、ビデオってゆう、こんなものもあったりしてぇ〜。」


龍「な、なんで!そんなんあんだよ?!」


秋人「紅兎!いくらだ…?!」


紅兎「んー、龍の友人ってことで…。こんぐらいでどうだい?」


秋人「よし!買った!」


龍「やめろぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!こんなものっ…!こんなものっ…!!!はぁ…はぁ…はぁ…。」


凛「みんな静かにしなって!ここ一応お店だよ!にしも、これはいいBL展開だよ…。ふふっ…ふふふふ…ジュル……。」


七海「もうカオスですね…。ははは…。」


颯兎「こいつら、こんなキャラ濃かったのか…?」


緑「……お腹空いた。」


霧月「……………。」


颯兎「?霧月さんどうかしました?」


霧月「……いやなに、ちょっと気になる事があってな。紅兎くんだったか。夜、私の部屋に来い。話しがある。」


紅兎「……わかりました。ちょうど俺も、話したい事があったんです。」


霧月「……。」


紅兎「……。」


店員「お待たせしましたぁー。こちら、ハンバーグと…………。」












霧月「お前達今日の稽古終わりだ!確実食事をとり、早く寝ろ!明日も朝から稽古だ!では、解散!」



秋人・凛・瞳・龍「はい!」


颯兎「お前達、俺が美味い店連れてってやるよ!稽古初日おしまい祝いって事で全部俺が奢ってやるからよ!」


秋人・龍「よっしゃぁっ!」


凛・瞳「やったぁっ!」


颯兎「よっしゃぁっ!行くぞぉっ!」


秋人・瞳・龍・凛「おー!!!!」


霧月「……全く元気がいいものだ。」


紅兎「ほんとですよね。とても楽しそうだ。」


霧月「……。」


紅兎「で、話したい事ってなんでしょうか?まぁ、ある程度予想は出来ますが…ね?」


霧月「……お前。Aだろ…?」

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