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Time Canceller  作者: パコパコ。。
1章 タイムキャンセラー
7/7

第6話~部室~

「涼介~私のラケット知らな~い?」


真穂が身を屈めながら言う。


今はバド部の4人で部室の掃除をしている。


定期的に掃除んしないとすぐに汚くなってしまうのだ。


掃除が終わったら部活だ。



(ふむ、白か...)


俺が真穂のとある部分を堪能していると、


「おい、涼介が真穂のパンツ見てるぞ~」


という声が。


(恭弥め、チクリやがったな!!)


真穂は瞬時にこちらを向き、


「ホント!!」


とこちらを睨み付ける。


俺はとっさに


「嘘に決まってるだろ。俺がそんなことするように見えるか?そもそも言ったの恭弥だぞ?信じる方がアホって言うかなんていうか・・・」


と、半ば呆れ気味に言ってみせた。


我ながら上手い演技だ。


一方真穂はと言うと、


「あんたなら見そうな気もするけど、確かに言われてみればそうね・・・」


とか言ってる。


こいつアホだろ・・・


「って言うか見てたのあんたじゃないでしょうね~」


真穂が恭弥に詰め寄る。


「んな訳ね〜だろ!!誰がお前の白パンなんか!!」



・・・こいつもアホだろ


「・・・ばか」


理恵にも言われているぞ。


真穂の顔が赤く染まる。


恭弥は「え?」という顔をした後、瞬時に「しまった!!」という表情になった。


すぐに弁解を始める。


「いやいや、だから見てねーって!!白パンっつーのはあれだ、白いパンっていうことだって!!」


真穂が恭弥に少しずつ詰め寄って来る。


「いや、話しは最後まで聞けって!!ほら、そうだ!!涼介!!てめ~裏切ってんじゃね~!!お前も見てたじゃね~か!!」


自分で自白するとは哀れな奴め。


スパーーーーッン!!


辞書で殴られて恭弥の死体一丁あがり。


真穂はというと、どうやらまだやり足りないらしく、しゃがんだ状態で恭弥を殴り続けている。


おいおいそれ以上はマジで死ぬぞ・・・


などと考えていると、


(ん?あれは・・・?)


俺はある部分を見ていた。


そのある部分はというと・・・



真穂の胸だった。


しゃがんでいるので服と胸の間が見えていたのだ。


しかも俺はあることに驚いていた。つまりそれはなにかというと、、、真穂が、、、


(ノーブラ!!)


間違いない。


疑いようもなく真穂はノーブラだった。


(乳首まで見えてるじゃねえか)


真穂のお世辞にも大きいとは言えない胸の先には、ピンク色の乳首が見えていた。


とても小さい、だけどどこか吸い寄せられるような・・・



まじまじと我を忘れて眺めていると、ふと嫌な視線を後ろに感じた。


(マズイ!!)


そう思って後ろを振り向いた時には手遅れだった。


理恵が俺のことをじっと見ていた。


正確には俺と真穂のことを交互に。


無表情なのがまた怖い。


いや、心無しにか笑っているようにも・・・


いかん、なんかしゃべろうと・・・


「・・・涼介が真穂のちく」


「ストーーーーーーーーーーップ!!!!」


俺は柄にもなく大声をあげた。


真穂がこっちを向く。


恭弥は死んでいる。


理恵は心無しにかニヤニヤしている。


(くそ!理恵の奴実はドSか!?)


「なに?どうしたの?」


「いや、何でもない何でもない」


「私の何かがどうかしたの?」


真穂が怪しげな視線をこちらへ向ける。


「いや、何でもない!!そうだよな、理恵!?」


「・・・うん」


「ふーん、そう」


真穂はどこか釈然としない表情をしていたが、どうにか納得してくふれたようだ。


理恵の方を見ると、



・・・まだ何か笑ってね?


こりゃ弱みを握られたな・・・


理恵が言う。


「・・・涼介は先に体育倉庫行って準備」


「はい!!」


俺はバドミントンの準備をするために体育倉庫へ向かった。

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