第一話~坂~
初めてこういうの書きます。
文章は稚拙だけどよろしくお願いしますm(_ _)m
暑い・・・
俺、櫻井涼介は坂を登りながらそんなことを考えていた。
とても急な坂だ。坂の上には俺の通う「最上学園」がある。
学園を坂の上に作るとかアホだろ・・・
涼介は体力は結構ある方だが、それでもこの坂は結構答える。
今日は7月1日。もう少しで夏休みだ。
天気予報では今年1番の暑さかもしれないとか言ってたっけ・・・
続いて涼介はニュースの内容を思い出していた。
『横浜市青葉区で女の子が死体が発見されました。女の子は心臓を包丁で刺されており、警察はこの事件を青葉区での連続殺人事件と関係がある可能性が高いものとして捜査を進めるようです。』
狂っている。この世の中は狂っている。
カッコつけているわけではない。
これが俺の本心だった。
〈神様なんていない〉
涼介は最近こればかり考えている。
神様がいるとしたらこんな世の中になるはずがない。
神様なんて自分がどんな状況になっても絶対信仰しない。
これは涼介が自分に課しているルールだった。
いかんいかん、今はこんなことを考えるべきではない。
ちなみに今の時刻は8時30分。
とっくに授業は始まってる。
だから俺以外に坂を登る奴は見当たらない。
はずだったのだが、
「おい」
声をかけられた。
顔を向けると、茶髪、そしてどこか物寂しそうな目をした男が立っている。
制服は俺と一緒だ。
だが知り合いではない。
「なんだ?」
と俺が言うと、
「どこかであったことないか?」
「ないと思うよ」
俺は即座にそう答えた。
「俺は大抵一度あった人のことは覚えている。あなたは会ったことはないな」
「そうか・・・悪い・・・」
そう言うと、男はまた悲しそうな顔をした。
「あなたはあの学校の生徒ですか?」
と聞かれた。
「いきなり口調変わりすぎだろ...」とか思いながら、
「そうだよ」
と答える。
「急がなくていいのですか?」
「同じ学年だろ。タメ語でいいよ」
「では失礼します。急がなくていいのか?」
「授業なんてどうでもいいからな」
制服は学年によって違う。
男の制服には袖に三つラインが入っている。
俺と同じ高3の生徒だ。
そういえば名前はなんていうんだろう。同じ学年なのに見たことがない。
「名前はなんていうんだ?」
「高倉浩平」
「ふーん。じゃあ、」
「着いたよ」
何時の間にかもう高校に着いていた。
「じゃあ、この辺で」
と浩平がいうので、
「いや、教室の方向は同じだろ」
と言うと、
「職員室に用があるんだ」
と言い、浩平は職員室の方へ駆けて行った。
うん、面白くなるかな。。。。?w