王国ルーム
キガシラペンギン、キンメペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギン、コウテイペンギン、キングペンギン、アデリーペンギン……それだけしか知りません。
夏の間に使用したフマ☆ラーの空のスプレー缶を、部屋の隅っこに二本置いています。
何本か溜まれば袋に詰めて破棄する予定なので、一先ず隅へと寄せています。
空のスプレー缶が二本、同じ方向に向けて、幅を良い具合に空けて、立たせているんです。
その姿が何かに似ていると思えば、フンボルトペンギンではないですか‼
ペンギンはだいたい群衆になりますが、規則的に同じ幅を保ち、佇むスタイルです。
理由は不明ですが、ペンギンにすれば、何かの目的があるんでしょう。
部屋の片隅に並べた二本のスプレー缶、羽根をピシリと閉じ、佇むフンボルトペンギンに見えて仕方がありません。
今にも、今にも、そのスプレー缶が体(?)を左右にクネクネさせながら歩き出しそうで、結構楽しくなってしまいました。
まだ後何本か並べて、スプレー缶をフンボルトペンギンに見立てて、室内を野生の王国に仕上げたくなりました。
並べ方は、整列形式の羅列にしようか、まばらながらも同じ幅を保たせて集結させるか、二本ずつペアを作ってスプレー缶の夫婦にしようか、考えただけでホンワカしてきました。
暫くは破棄しないで、このまま室内をフンボルトペンギン(スプレー缶)の王国にして楽しむのも趣味の一つではないでしょうか?
〈スプレー缶かわいいやんかあ‼〉
いつの日かフンボルトペンギンたち(スプレー缶)を捨てる日が来るのですが、それまではペンギン(スプレー缶)の王国を管理していきます。
フンボルトペンギン(スプレー缶)を飼い慣らしたい私です。