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85話 final two

俺は、食事を終えた後、みんながどんな作戦を決めたか内容を確認した。

 どうやら、この綾音さんが集めた資料をフェニックスギルドの社長にぶつけ絶望させるのが作戦のようだ。


 それも、夜の12時に侵入するらしい。俺一人で...まあ、いいけど。みんなは、別で作戦を進めるらしい。


 フェニックスギルドの社長を絶望の顔に叩きつけれると思うと少し頬が引き上がり、ニヤッとしまう。


******


「なんだこれは!!」

「わ、わかりません...」


 フェニックスギルド社長の秘書が、カラスのマークがある社長宛の手紙を渡した。


社長は、封をハサミで切り開け内容を見ると、立ち上がり驚いている。


実は、秘書は手紙の内容を綾音さんから聞いているので、動揺した振りをしている。秘書は、ミツキのことを殺そうとした、タケルを隠したりしていることに許せない。なので、この計画を快く受け入れこの計画を手伝ってくれている。



「警察に...いや、だが....冒険者ギル...ああああ!!」


こんなことが世間にバレてはいけない。そのため、警察や冒険者ギルドを使うことは出来ない。っと、フェニックスギルドの社長は頭を抱えている。


「では、タケルさんに社長の護衛を任せてみたらどうでしょうか?」

「タケルにか?」

「はい、手紙の内容には護衛をつけて自分の身を守るようにと書いてあります。なので、フェニックスギルドで1番強いタケルさんを護衛にするのがいいと考えます。」

「確かに...タケルを護衛につけて、クロウの息の根を止める事で、この秘密は誰にも知られないはずだ。この手紙は殺人予告とも取れる内容だ。たとえ、殺してしまったとしても、正当防衛で片づけることが出来るはず。冒険者ギルドが関わってきたら、あいつをまた、買収すればいい事だ。」


フェニックスギルドの社長は、笑みを浮かべている。

ここまでは、ミツキたちの作戦通り。


警察などに通報されたりしないように、秘書がなんとかする手筈だったのだが、思い通りの方向の進んでくれた。


護衛には、タケルしか適材ではないと思わせ、フェニックスギルドの社長の護衛をタケルにする事にした。


秘書は、護衛をするように社長室に呼び出した。


「タケルさん、社長がお呼びです。」

「なんだよ、クソが」


前よりも、口が悪くなり態度がデカくなっている。


「クロウが俺のことを狙っている。だから、お前に俺の護衛を任せたいと思う。これは、社長命令だ。」

「お金は」

「報酬は弾む。」

「しゃあねえな。まあ、前の借りもあるからいいか」


タケルは、クロウの名前を出すと嫌そうな顔をしたが、お金を出すと社長が言うと護衛を受けてくれた。


まあ、ダンジョンのボスからドロップした赤く輝く剣を手に入れ、さらに強くなったと自信をつけ、いつかクロウにあの時、邪魔をしたやつに復讐が出来るという思いもあるのだろう。



秘書は、全ての状況を綾音に伝えた。


「どうやら、作戦は全て順調に進んでいるわ。計画通り、明日夜12時に決行します。」

「「わかった」」



2人は返事をした。


佐藤は、少し緊張もしながら、夜の12時になるのを待っている。


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