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78話 家に帰るといつの間にかか俺の会社が億を稼ぐ会社になっていた件

風を引いて、何日か小説を書かないでいると、さぼり癖がついてしまった。


「ただいま〜」

「「「おかえり〜」」」


 俺は、ミケさんを社長にして家に帰ると、何か皆んなが、ソワソワしている様子で、俺の事を出迎えてくれた。


 あ、確か会社を一億円ぐらいの収益を出せる会社にしろとか言ったような気がするのを思い出した。


 これは、事業に失敗して、会社でも潰して怒られるのでは無いか?とか心配しているのでは無いか?


 俺はそう思った。


 いや、なんか勝手にCEOとかになっているけど、俺が作った訳ではないし、会社がどんな風になっていても、俺には影響がない。


 なので、俺はこんな堂々とした顔でいられる。もしも、普通の人だったら腰とか抜かしているかもしれないな、会社を任せて、任せた人がソワソワしてたら「何かあるんじゃ無いか?」と思って。


「どうしたん?そんなソワソワして」

「実は、会社の利益を1億円にする事が出来ました。」

「そうか、出来なかったか〜しかた...え?」


 綾音さんが、報告してくれた。

 

出来なかったと思い、慰めの言葉でもかけようと思っていたのだが、1日やそこらで一億円に利益を?いや、聞き間違えたのでは無いか?


 俺はもう一度、聞き直した。


「え?もう一度いいかな?」

「はい、一億円の利益を出せる会社にしました。クロウ様が持つ、庭のダンジョンを使いそれを可能にしたのです。さすがです、クロウ様。庭のダンジョンの事を含めて会社の利益を億にするよう命じたんですから!!」

「え、あ...まあね。三人とも良くやった。すごいよ。」


 俺は、三人を褒めた。


 しかし〜何か、綾音が勘違いをしている。俺は会社の利益を億に出来ないと思い、無理な要求をしたのだが、それを実現してしまった、綾音さん達の能力が凄いだけであり、俺が凄いわけでは無いんだけどな....



 純粋な眼差しで、俺は否定できなかった事に少し罪悪感。


 だけど、嘘をついている可能性だってある。と思い、証拠となる資料を見ると、利益が億超えている。


なんか、知らない事業とか色々やってる...


「お、おお〜」

「佐藤さんは、ミケさんを社長にすることが出来たんですか?」


 ミツキが訪ねて来た。

 それは、元先輩だ。真っ先に気になってしまうのだろう。


「ああ、社長にしたよ。ナブーニュースとかで、取り上げられているんじゃないか?」

「おお、ホントだ。」

「佐々木さん、どれどれ」


ミツキは、佐々木さんのスマホの画面をのぞき込むためにしゃがみ、同じ目線にして、『デビルギルド社長交代!!新しい社長はミケ!!』と言う記事を見ている。


しかし、ネットニュースを書いている人は投稿するまで、早いよな。



「どうだ?デビルギルドに戻ることも出来るぞ?今の社長はミケさんだ。安心できるよ?」

「いえ、大丈夫です。ミツキは、もう少しこのギルドで居たいので。」


 どうやら、このギルドが気に入ってくれたようだ。

 それに、まだ、ミツキの問題はまだ解決していない。ミツキの事は今の所死亡したことにしている。だが、もうすぐ一カ月が経つが...まったく、進捗らしい報告とか聞かないけど、しっかり事件の捜査をしてくれているのだろうか?

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