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75話 女秘書の作戦

さて、言ってみたは良いが、全くの無策である。

どうすれば、デビルギルドの社長を下ろして、ミケさんを社長にしたいのだが、いい方法が見つからない。


まあ、弱みは握っているからこれを見せて脅せば社長の椅子を渡してくれるかもしれないけど、次の社長候補であるミケさんが、社長になりたくて、不正アクセスをしたとか疑われても困ってしまう。


じゃあどうすればいいのだろうか...と悩むながら、ミケさんと一緒に食事をしたカフェに入りコーヒーを飲んでいると、誰かが声をかけてきた。


「あの、席いいでしょうか?」

「いいですよ」


俺は、ふと顔を上げるとフェニックスギルドの社長秘書をやっている人だ。


俺をクビにして、もう俺の顔を忘れているのだろうか、俺の目の前に座ってきた。


「あの、佐藤さんですよね。」

「そうだけど?」

「フェニックスギルドの社長を一緒に辞めさせたいので、手伝ってもらえないでしょうか?」

「なんで、俺にそんな事を持ちかけるの?」


俺は、不思議そうにフェニックスギルドの女秘書に聞くと、答えた。


「だって、ブラッド・クロウの正体は佐藤さんですよね。」

「な、なんでそれを!?」

「私は、色々な情報をまとめて、分析するのが得意です。人物特定は私の得意分野です。なので、あの社長も私を辞めさせることができないんですよ。」

「へえ〜」


俺への当てつけなのかなと思い聞いていた。


「で、一緒にフェニックスギルドの社長を辞めさせませんか?協力してくれるなら、私も佐藤さんに尽力しますよ?今も、何か悩んでいるんですよね」


ん...確かに今めっちゃ悩んでいる。

だけど、怪しい女秘書にこの事を話す事には、抵抗があるが....俺が考えても、いいアイデアが浮かばないので、とりあえず『もしも』話という事で、話してみる事にしたあと


『もしも』なので、言い訳は出来るので、気兼ねなく話すことができるのだ。


「というわけなんだ。だけど、これは『もしも』の話だからね。まあ、悩みはこれに近いけど」


「そうですが、私も運がいいです。フェニックスギルドとデビルギルドは最近社長同士のやり取りが多いんです。だから、2人を一気に潰すチャンスです。やりましょう、作戦は私が元から考えていたのを少し改良した感じで大丈夫だと思います。」

「で、どんな作戦なんだ?」


俺は、作戦内容を聞いた。


「あとは、佐藤さんがデビルギルドを攻めると完璧に、デビルギルドの社長を落とすことが出来ますよ。」


「確かにその作戦なら、俺がデビルギルドを攻めるだけでデビルギルドの社長を辞めさせることが出来るかもしれない。その作戦に乗っていいかもしれない。」


俺は、フェニックスギルドの女秘書の作戦に賛同する事にした

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