表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/88

第59話 依頼です。

俺は、冒険者ギルドに呼ばれてしまった。

 なんだろう、ドロップアイテムの不正でも疑われてしまったのだろうか?

いや、それは無いか。


しかし、冒険者ギルドに呼ばれる理由が思い当たらないのだが。


ミツキの事で、色々と手続したことのある奥の部屋に案内された。


「佐藤さんを呼んだのは、他でもありません。佐藤さんが新種の魔物として報告してくれた、スラッシュ・ダーク・ボーンについてです。」


ヤバイ。すっかり、忘れていた。

 いや、だって。

スラッシュ・ダーク・ボーンが居た階層のボス部屋に行ったけど、あれ以来スラッシュ・ダーク・ボーンが発生しないんだもん。


もしかしたら、剣を奪ったらもう発生することがない特殊なボスだったかもしれない。なので、発生することがない者を報告しようがないなと言う事ですっかり忘れていたのだが、こうして冒険者ギルドに呼ばれたと言う事は何か、期限を切れて報告しないと罰金?それともギルド解散?と言う事を考えていたのだが、どうやら違ったようだ。



「佐藤さんが報告したスラッシュ・ダーク・ボーンにそっくりの魔物が、70階層で見つかりました。ですが、強すぎるんです。それに、コアがあるはずなのですが...見つからないと報告を受けています。なので、佐藤さんにはシンデレラーズに手を貸してほしいのです。」

「ま、まあいいですけど。コアはありますよ小さく骨に隠れているだけです。」

「そ、そうですが。ですが、シンデレラーズが苦戦する者です。手伝ってあげてください。これは依頼です。」

「ま、まあ...そこまで言うならいいですけど。」


どうやら、シンデレラーズは白逆塔の70階層に到着したようだ。

 しかし、スラッシュ・ダーク・ボーンが出現したのはかなり低い所で出現したのだが...


やはり、あれはバグのような存在だったのだろうか?


 まあ、明日俺は白逆塔に待ち合わせることになった。


***


「あれ、エリ。何してたの?」

「冒険者ギルドに報告。

「ああ~あのボス強すぎて一旦引いたもんね。」

「そう、だけどその魔物はもう倒されてたの。スラッシュ・ダーク・ボーンて言う名前らしい。コアは小さかったらしい。だから、私達では見つからなかったのね。」

「へえ~」

「明日一緒にそのボスを討伐してもらうことにしたの。」

「おお~で、誰が来るの?」

「匿名希望らしいから、来てからのお楽しみらしい。」


エリとサリは、ソファーに座り話し込んでいた。

 佐藤は冒険者ギルドに匿名希望で依頼を受けると言っていたが、やはりクロウと言う存在はバレたくないようだ。



小説が面白いと感じていただけたなら、ぜひブックマークや評価をしていただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ