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第45話 君の名は

「なんで、ローブ作りたくなったの?」

「それはね〜君が持っていた『実力者』の漫画を読んでローブかっこいいと思ったからだよ〜」

「お、わかってる〜かっこいいよね〜」


電車に乗って俺達は談笑している。

ミツキは髪型を変えたとは言え、300万人のチャンネル登録者が居る動画配信に出ていた。


もしかしたら、バレるかもしれないので、サングラスにマスクをさせている。

 そんな感じで、電車やバスに揺られること10時間。

ようやく、ドラゴンダンジョンに到着した。


「うぃ~ようやく着いた。」


俺は、腕を伸ばした。

 早速、俺はいつもの装備に着替えようとするとすると、佐々木さんが黒く四角い物を渡してきた。


「これは?」

「これは、瞬時に装備することが出来る魔道具だ。この四角い物には何でも入るので、佐藤くんが持っている装備を入れます。はい、これ持って装備するイメージして。」

「わかった。」


俺は、装備するイメージをした。

 すると、勝手に装備された。

わざわざ、着替える必要がない。なんの応用なのか分からないが、俺にはとっても嬉しい魔道具だ。

 

「あと、元の服装にも戻ることが出来るぞ。」

「おお~」


本当に普通の服に戻った。


なんだよ、最高かよ。


「最高かよ。」

「ミツキちゃんの分だよ。」


俺は、これを装備するとき『デプロイ』脱着する時を『リリース』と言う事にした。

 こうゆうのは、イメージが大事と言うし。

イメージの紐づけの為に考えた。



「『デプロイ』」


俺は、革靴やグローブ・黒いローブを纏い3人はドラゴンダンジョンに向かった。

 ダンジョンの中には、庭に出来たダンジョンと同じ感じだ。

俺は、魔物を倒し次々と進んで行く。45階層に到着する。


その間に、佐々木さんが作った撮影用ドローンでライブで動画配信をしていた。

 ミツキもローブを被り絶対にバレないと思い配信している。

それに、一般的には階層を進むごとに視聴回数とチャンネル登録が伸びるので、登録者が伸びるのではないかと、期待しながら配信をしている。


チャンネル名は、ブラッディトレースと言う名前にしてある。

 テニターでも、宣伝はしているが一人視聴者が見ているだけだ。

まあ、一日でそんな何人も見に来るとは思ってはいない。


「さて、残り5階層行くか。」

「はい。」

「わかった。」



俺達は、少し休憩を取りドラゴンを討伐するために先に進んだ。

 


「ここか」


俺達は、ドラゴンが居るボス部屋を開けると、先約(先客?)が居た。

 

「グッ」


クリムゾンスカーレットの配信者がドラゴンと戦っていた。

 少し苦戦気味のようだ。

だが、探索者は弱肉強食と言われる世界。先に倒した人がその、ドロップアイテムを得ることが出来る。


俺は、ドラゴンとクリムゾンスカーレットの配信者を遠ざけるため、炎の斬撃を撃つ「烈焔剣煌れつえんけんこう」を放った。


「誰ですか!?」

「我らは、ブラッディトレース。そのドラゴンを狩る者だ。お前は誰だ」

「私は、ミケだ。」


やった〜初めて名前聞けた〜

駅でぶつかってから名前気になってたんだよな〜


「お前...タケルに言った特徴に似ている...それに名前。こいつなのか...お前がミツキちゃんを殺した犯人...」


ミケさんは、何かを考えているのかブツブツと言って聞き取れない。考えがまとまったのか、俺の方を見ている。


怒っているのか?


「貴様あああ!!」


俺の事を勘違いしているのか美人なミケさんから出る言葉とは思えない言動で俺を怒っているようだ。


ここから、クリムゾンスカーレットとの戦いが始まる。


ここまで読んでくれてありがとうございます。小説が面白いと感じていただけたなら、ぜひブックマークや評価をしていただけると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 獲物の横取りはマナー違反では?
[一言] 考え無しの馬鹿女はくたばって良いでしょう。よく調べる事をしない奴に生きる価値も無い。
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