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第35話 タケルはやっぱ人気者!!!!!

「はあ、はあ、はあ...やったぞ...レッドワームが掘った穴に自ら落ちていった!!これで、奴らは完全に死んだ筈だが...あの、黒いローブを被った男は何者だ!?俺が知る限りではあんな奴見たことがない。俺達が、ダメージを削り弱っていたレッドワームだとは言え、レッドワームをいとも簡単に、倒していた。もしかすると、落とし穴に落ちたとしても、まだ生きている可能性がある。なら、奴を犯人にすればいいんだ。証拠は無い。生きてたとしても、ミツキを誘拐して行った。そう言えば、とりあえず黒いローブの男は犯罪者になる。ネットでは、俺の味方しか居ない からな。」


タケルは、2人にはレッドワームが掘った穴に落ちたと伝えた。誰も助けに行こうとは提言せずフェニックスギルドに戻り、社長に状況を報告する。「ミツキがレッドワームが掘った穴に落とされてしまった...レッドワームの土煙でミツキの事がよく見えなかったが、ミツキの背後に黒いローブを被った男がミツキを落としている姿を見つけたが、間に合わずミツキはレッドワームの穴に落とされてしまったんだよ....クソ...俺にもう少し力があれば...」


タケルは社長に報告しながら、悔しがっているような演技をしている。

社長も、タケルの演技に騙され1番の稼ぎ頭を失い大声を出し怒鳴りたいが、その気持ちを抑えタケルに優しく話しかけた。


「そ、そうか...まずは、探索者の生存確認を冒険者ギルドに要請する。あと、そのローブの男はどんな奴なんだ?」

「顔はローブで見えなかった。奴は、煙と共に消えていった...クソ...俺がレッドワームごときに苦戦しなければ...」


あからさまな、悔しがり方。


「なんで、そいつはミツキを狙ったんだ!?」

「分かんない...もしかしたら、愉快犯の可能性もある。ミツキは、人気絶頂だった。俺と肩を並べるほどの有名になっていたから、もしかしたら、殺すことで有名になりたい。注目されたいと言う人なのかもしてないな。」


タケルの情報を元に、社長は冒険者ギルドに電話して探索調査を依頼した。もしかしたら生きているかもしれない。ミツキの強さなら有り得る。


フェニックスギルドのテニターは、「行方不明」と言う事で、情報を流した。


タケルも、「行方不明」の方が心配して貰える。

と、内心では喜んで。

顔が緩むのを必死で耐えている。


タケルも、テニターで「俺の実力不足のせいで、俺はミツキをレッドワームの穴に落とされてしまいました....俺達も、50階層の次である51階層に向かう事にします。ミツキは俺達の中でも強いので絶対生きていると思います。」


と言う風に、投稿した。


『そうだ、ミツキちゃんは絶対に死なない。タケル絶対ミツキちゃんを見つけてくれ!!』

『そうです。ミツキちゃんを救えるのはタケルくんだけです!!』

『タケルさん頑張ってください!!応援してます!!』


など、タケルを慰め応援などのコメントが目立つ。



「フハハ八八ノヽノヽノヽノ \...やっぱりだ。やっぱり、俺は人気者なんだよ。ミツキも俺の人気の糧になれたんだ。喜ばしいことだ。だが...あの、ブラッド・クロウと名乗った男は俺がミツキを突き落とそうとした所を見たかもしれない。それなら、ミツキは生きているかもしれない。俺がやった事を知っているかもしれない奴が居てはならない。なら口封じをしなければならない。だけど...俺が動くと目立ってしまう...」


タケルはブツブツと言い考え始めた。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

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(o*。_。)oペコッ

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― 新着の感想 ―
[一言] ゴミクズ吊るし上げは生ぬるいかな?さっさと惨めったらしくみじん切りにしてこの世から強制退場させてしまえば良い。取り巻き連中も足と利き腕切り落して地獄を味合わせてしまえば良いでしょう。生きる価…
[気になる点] 二段目のタケルの報告、 長台詞なので改行で分けたほうが良いかも。 >2人も助けに行こうとはせずにフェニックスギルドに戻り、社長室へ報告に向かった。 >「ミツキがレッドワームが掘った…
[気になる点] 主人公ってフェニックスギルドに入ってからスキルが発現したのかな? じゃないと辻褄が合わない
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