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 ウッドウォート・ミルディアス

  魔術大国ゴール・ドーンの皇帝。

  ゴール・ドーン歴代皇帝の中で最高の魔力をもつとされる。

  ドロドロの権力闘争の果てに皇族の多くが死に絶え、若くして皇帝となった。

  若いころは国民を愛し、皆のためにと進んで苦労を背負い込むような善意の人。

  斜陽の国となっていたゴール・ドーンを立て直し、名君と呼ばれたが、

  今では狂える皇帝として誰からも恐れられている。

  カヌスア大陸北部の大帝国、マルク帝国との戦争による多大な犠牲と、

  なによりも第二皇子アルキアスを失ったことが皇帝を狂わせた。


 ユルギヌス・ミルディアス

  ゴール・ドーン第三皇子。赤髪。

  三人の皇子の中でもっとも魔力に秀でる。

  後継者として最有力候補だが、それだけに敵も多い。

  兄パラトスに対しては、とっつきにくく気難しい。

  弟テオドゥスに対しては、素直だがつかみどころがない。

  という印象。だが、家族として親愛の情はもっている。

  女遊びはそこそこしていたが、最近はどこぞの娘(?)に興味津々。

  ちなみにやたらキモいと言われるが、一応美形である。


 テオドゥス・ミルディアス

  ゴール・ドーン第四皇子。ワインレッドな赤髪。

  三人の皇子の中でもっとも知力に秀でる。

  魔力は比較的多いので、ユルギヌスがいなくなれば後継者に選ばれる。

  しかし、本人は皇帝の座に興味をしめしていない。

  マンディス家とは別の情報網を持っていて、国内外の情勢に詳しい。

  性格は素直な良い子にみせかけて、ひそかに計算高い。

  外見は女の娘のようにかわいらしい子。


 パラトス・ミルディアス

  ゴール・ドーン第一皇子。赤髪

  三人の皇子の中でもっとも体力に秀でる。

  魔力は皆無という、継承法においての敗北者。

  そのため劣等感をもって育ち、弟たちに複雑な感情を抱いている。

  表面上は良い兄貴としてふるまおうとしているつもりだが社交的でもなく苦戦中。

  メルカド駐留軍を率いる将軍。

  勉学よりも体を動かすことが好きなタイプ。


 オールドマン・ベルディアーノ

  魔導学院逆さの塔(リバル・ベルベ)の学院長。元宮廷魔術師。

  ゴール・ドーンでは歴代最高といわれたウッドウォート帝に次ぐ大魔術師。

  その名声は大陸中の魔術師の知るところ。

  先代学院長の引退に伴い、そのあとを継いだ。

  得意不得意はあれど、全ての系統に通じている。

  政治からは身を引いているが、いまだに権限は強く、難事では相談されることも。


 アダルテ・チェリニキ

  チェリニキ侯爵。貴族であるにも関わらず、将軍と呼ばれることを好む武人気質。

  ゴール・ドーン魔道将軍の中でも最強とされる。魔術剣士。

  冷熱系統、風土系統、魔化系統を得意とする。

  領地の統治はもっぱら侯爵夫人や臣下の仕事。

  マルク帝国との戦いぶりによって名将、英雄と呼ばれる存在。

  基本的には帝都の防衛にあたっているが、必要があれば自在に動ける立場


 コール・ノーウィッチ

  魔道将軍のひとり。“コールドハート”を自称。

  将軍ながら防諜の専門家として国家を裏から支えている。

  マンディス家とは協力関係にあり、特にペタルとは親しい。

  平民の身分から魔道将軍へまでのぼりつめたことは異例。

  平民学院生の憧れであり目標だが、一般の平民からは冷たい印象で不人気。

  暗殺教団ニザリーヤを分析し、撃退を続けている。


 ホーティー・アレスター

  アレスター伯爵。

  魔道将軍のひとり。“火炎将軍”。

  貴族ながら気さくで平民層に顔が広く、人柄の良さで慕われている。

  領地のことは他の者に任せ、帝都ヴァルバリアで防衛にあたっている。


 アラフニ・アナンケス・ハルモニア

  ディアメリスマ侯爵。

  野心高き陰謀家という風評をもつが、領民からは良き領主として高い評価。

  魔術師としての力量もひそかに高く、とても珍しい数の魔術を操る。

  若き頃よりウッドウォートに仕え、一代で侯爵にまで成り上がった元商人。

  国内随一の権勢を誇り、大陸内の隣国に対しにらみをきかせている。

  外交面でも主要窓口として活躍し、大陸の裏側にも通じている。

  悪人面で怖い顔と評判。

  磁器コレクターであり、紅茶好き。


 マンディス公ベネディクト

  ベネディクト・マンディス。継承権を持たない皇族。

  諜報局を統括する家系の当主。

  だが娘をパラトスと婚約させようと画策したりと自ら動くことを好む。

  法に反しないように、諜報局は娘に任せ自身は舞台へとあがった。

  第一皇子派閥だが特にパラトス自身に期待しているわけではない。


 ペタル・マンディス

  マンディス家公爵令嬢。魔導学院生。

  諜報局の長。若輩ながらその実務能力によって局を掌握している。

  媚びてくる者が嫌い、尊大な者も嫌い。

  ガツガツしている者も嫌い、お花畑な者も嫌い。

  歪んだ性格をしているが、社交はそつなくこなす。

  情報に生きてきたので、未知が大好き。

  友人は大切にするタイプ。


 エネディ伯ニコラオス

  ニコラオス・メンティリス。細い目で手入れのされた髭面の男性。

  第四皇子派閥の重鎮。黒い噂が付きまとう。

  カスタール王国との親交も厚く、裏表問わず各種要人とのつながりがある。

  魔族魔獣関係の研究者、生態をまとめ出版もしている。

  領内統治に関してはそつなくこなしている。


 カヴァッラ伯ステファノス

  ステファノス・パバッキウス。小太りの中年。

  第二皇子派閥。長いものには巻かれる派。

  家族に愛情を注ぐ子煩悩なおじさん。


 メルカド公アーンゲイオス

  アーンゲイオス・ミルディアス。白髭の老人。

  すでに皇位継承権は放棄した皇族で、貴族の長老格。

  第一皇子派閥のまとめ役だが、皇子の資質から積極的には動いていない。

  派閥にいるのもベネディクトを抑え、強硬手段を取らせないため。

  本来は隠居だったが、息子達がみな居なくなり、やむを得ず再び公爵位に。

  唯一残った幼い孫のために平和な世の中を求めている。


 ラミアース伯デュグラオス

  デュグラオス・エル・ラーヴァ。ゴール・ドーンの将軍。

  ラミアース領ブラスラーヴァを治める領主。

  英雄ラーヴァの末裔。代々ブラスラーヴァの要所を守る。

  ゴール・ドーンの貴族では珍しく魔力の薄い戦士。

  第二皇子派閥だが、正確にはディアメリスマ侯の派閥。

  皇子の中ではパラトス、テオドゥスの方を好んでいる。

  チャラついたところのあるユルギヌスは根性を叩きなおしたいとすら思っている。

  ラミアース伯の軍は訓練の厳しさで有名。

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