設定 地理①<南ミルディアス・マーニャ・イルミディム>
クラデルフィア大陸
本編の舞台となる大陸。
はじまりの地から移住した人々が住まう地の1つ。
古の大森林(ラティーナの帝都森)
魔王城のある場所。
かつて古代ミルディアス帝国の帝都アルケーがあった地と、それを囲む森林。
昔はもっと小さかったが1000年の時を経て、もっさもっさの原生林に育った。
今ではエルフが暮らす場所となっている為、エルフの森とも呼ばれる。
3つの氏族に分かれており、他種族との交流は部族によって方針が異なる。
南ミルディアス地方
古の大森林の南側に位置する。
交易船が行き交い商業的にも文化的にも栄えている地方。
クレメンス連合共和国
周辺の主要都市が集まって作られた連合国家。
議会制で運営されており、連合評議会議員の話し合いにより方針が決まる。
商人達が中心の国家であり、あらゆる文化的にも高い水準にある。
特に海洋交易を主軸として繁栄している。
サン・マルツィア
クラデルフィア大陸最大の交易港。
織物、工芸品、芸術品を特産とする、文化都市。
連合評議会が置かれている都市でもある。
バディアーニ
造船を主軸とする船の街。ファナキアと隣接している。
クレメンス連合の軍事面を支える産業都市。
評議員も武闘派が多く選出されている。
トリーニャ
陸上交易が発展している商工都市。
良質な木材が入手しやすく、木工関係の職人が多い。
クレメンス連合では少ない鉱山もある為、鍛冶の街でもある。
レディスタ
大陸最大の食文化が華開く、美食都市。
ル・マリアはこの都市の領地にある。
トリーニャと並ぶ田舎の地域。
自由都市ファナキア
後期ミルディアス帝国時代に元宰相レイナードが領主となった地。
以来、自治独立を守り続ける。
魔王降臨の際に、冒険者ギルド本部が設立され、反撃の足掛かりとなった。
ゴブル島
南ミルディアス南方にある島。
人に友好的なゴブリン達が住む、ゴブリンの国。
マーニャ地方
古の大森林のおおよそ西側に位置する。
南部、中部、北部にまたがる広大な陸地を収めた地方。
フェイタル帝国
周辺諸国の脅威であったフィーネ帝国を打ち倒し、新たな脅威となった国。
数十年間、戦い続けた大陸最強との呼び声高い精鋭軍を抱えている。
軍の活躍が華々しい裏側で内政面は一部の人材のみでやり繰りしている。
グランハーブス
正式名称ハーブス・ミルディアス帝国。
ミルディアス帝国の後継を名乗る国の1つ。
大陸最大の大帝国で、北方の3つの地方にまたがる広大な領土を持つ。
この国では選帝侯によって選出された者が皇帝となる。
現皇帝はウィルヘルム大帝。
5つの強大な方面軍がグランハーブス各地を守備しているが、
それとは別に各領主の私軍も存在する。
イルミディム地方
古の大森林の南東側に位置する。
古代ミルディアス帝国以前には大陸の主軸であった地方。
数々の伝説や古き叙事詩にて彩られる幻想の地。
ゴール・ドーン
ミルディアス帝国の後継を名乗る国の1つ。
そのミルディアスと同じく、魔術大国として知られる。
魔導学院リバル・ベルベという、大陸でも数少ない魔術学校が存在する。
現皇帝はウッドウォート。
グローディア王国
後期ミルディアス帝国の重鎮グローディア公爵が独立した名家の国。
古代グローディアの末裔が暮らしている。
没落に没落を重ね、かつての領土も反乱により分割された。
現在の領土もやむを得ず国を割った心ある臣が、
かつての主へのせめてもの温情で残されたもの。
吟遊詩人ギルドの南本部が存在する。
ザンツ王国
グローディア王家の血統。かつてお家騒動で国を2分した。
その経緯からグローディア王国とは仲が悪く、よく戦争をしている。
マズル王国
あまり歴史のない小国であったが現王アルパードの代になって、
広く人材を集め富国強兵を図っている。
ルクマール王国
ザンツ王国から分かたれた旧家臣の国。
最近、国王が死去し、若き少年が国王の座に就いた。
カスタール王国
グローディア王国を裏切って地位や領土と引き換えに、
ゴール・ドーンの属国となった国。
元々は公爵であったが、皇帝に許可を貰い王を名乗っている。
歓楽街が主要産業。
これで次から3章です。
開拓の為の資金集めと、それに伴う騒動、そして背景にある国家の情勢などのお話になります。