表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニートが猫に転生する話あるんですけど、聞きたいっすかwww?  作者: しいたけ
          ミーア12歳
18/29

 帰宅

 「ただいまー」

 一郎とミーアが小屋へと戻った。

2人の表情は重く、成果が芳しくない事はじーさんの目にも明らかであった。


 「おかえり。疲れたじゃろう」

 じーさんがお湯を沸かし、お茶の用意を始める。

ミーアがソファに寝転がりため息をつく。

一郎は椅子で毛繕いをしていた。やる事が猫に近くなってきている。


 

 「じーさん、山の土が売れたよ。

  やっぱり焼き物に使えそうだ」

 一郎がお茶をチビチビ飲む。


 「そうかい、それは良かった。

  馬車か何かが有ればいっぱい運べそうだの」

 じーさんが笑顔で答える。


 「でも……」

 言葉を詰まらせるミーア。


 「俺の芸はダメだった……。

  街への足代にしようと思ってたのに……」

 しょんぼりする一郎。

ミーアが一郎の背中を優しく慰めるように撫でた。


 「そうか、でもまだまだこれから。

  諦めずに頑張るといい」

 ニコッと笑うじーさんの笑顔が眩しい。





 帰宅後、夕食を食べ1人考えにふける一郎。

 「いっその事『喋る猫』を売りにしてしまうか……」


 「いやいやいや、なるべくミーアと一緒にやるのが一番だし……」


 「う〜ん……」


 

 「どうしたの一郎?」

 ミーアが一郎の隣に座る。


 「どうしたものかなぁ……って」


 「一郎」

 ふと真面目な顔になるミーア。

 「ん?」

 「私、学校に行くよ」

 「え?」

 突然の事に頭が着いて行けない一郎。


 「街へ行って思ったの。

  今のままじゃお金すら稼げない。

  お金の稼ぎ方を勉強しないとダメだって」

 ミーアの顔は真剣そのものだった。


 「両親の所に行くのかい?」

 「ん〜ん、王国に行くの。

  アッポさんから聞いたんだけど

  学校の近くに住みながら学校へ行ける

  制度があるんだって!」


 「そ、そうか……。

  まぁミーアが決めたならいいんじゃないかな?」

 少し寂しそうな一郎。


 「今回は一郎は一緒に行けないかもしれないね」

 ミーアも少し寂しそうな顔をした。


 「でもどうやって学校へ入るの?」

 「アッポさんが調べてくれるって……」


 2人は複雑な思いを胸に眠れぬ夜を過ごした……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ